Cafe de 無職

~40代、50代の無職が集う場所~

【転職回顧録-82】新たな旅立ち

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結果を待ち続けている間は気が気ではなかった。
気を抜くと、塾の授業が上の空になってしまいそうだ。
なにせ、ここの内定が取れれば、一気に人生を立ちなおせるからだ。

そして三日後、帰宅してから恒例となったメールチェックをしていると、ついに待ちわびていた結果が来ていた。

タイトルはただ「ご連絡」とだけ。
今までのパターンにはない斬新な内容だ。
そんな内容かまったく想像がつかない。いいようにも悪いようにもとれる。

そして、おそるおそる本文を読んでみると、明後日会社に来てほしいという内容だった。

本文を呼んでも内定かそうでないかは全く分からない。
こんなことは初めてだ。
とりあえず、うかがいますとメールで連絡した。

会社に来いということは、これは内定ということではないか。
しかし、端的に内定と伝えないところが怪しい。
もしかして、三次面接でも実施する気なのではないだろうか。そんな想像が次々に頭に浮かぶ。

そして、会社に出向く日がやってきた。

最初に結末を言っておくと、内定だった。
これは口頭で人事からハッキリと告げられた。それがあって賃金などの話も出たので間違いない。

しかし、一つ妙なことがあった。
それは、内定者は私一人ではなく、もう一人いたのだ。
その人は私同様、最終選考三人のなかのうちの一人だった。
これに至った経緯として、「評価が甲乙つけがたく、どうせなら二人共採用」をということだった。

まあこの際、そんなことはどうでもいい。
私にとっては内定を得ることが重要だったのだ。
しかもマネージャー採用だったので、収入面も申し分ないものだった。

同期となる人とは軽く挨拶を交わした。
この人は私より3、4つほど年上で物腰の柔らかい人だった。
少し話しただけなので、彼の性格はまだ把握できていなかったが、これから同僚となるので、仲良くやっていこうと考えていた。
そして、その日は必要書類を提出し、簡単なレクチャーを受けて帰宅した。

この時のことを今でも覚えているが、この日は周りの風景が輝いているように思えて仕方なかった。「これでやっと人生を挽回できる」、そう思って疑わなかった。

その足で実家と義実家と妻に電話で報告した。
もちろん、皆とても喜んでくれた。

帰宅すると、妻が開口一番、「おめでとう」言ってくれた。
本来なら、ここで嬉し泣きするところだろうが、残念ながら、彼女はそういうタイプではない。ある意味、肝っ玉が座っているのかもしれない。
そうはいっても、やはり妻の顔が明るいように思える。
それは当然だろう。

幸い、入社日まではあと二週間ほどある。それまでに必要なスーツや革靴をそろえよう。
久々に購買意欲を掻き立てられた。
その週末は妻と都心に買い物に出かけることになった。
こんな楽しい買い物は久しぶりだ。
新しい職場はどんな雰囲気なのだろう、そんなワクワクが体を駆け巡っていた。

しかし、この転職が私にとって最悪なものになっていくのであった・・・。(回顧録-83へ続く)

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