転職回顧録-48

失業者になって約一ヶ月が経とうとしていた。

自己啓発のために始めた義母のホームページ作りが順調に進んでいたことなどが幸いし(転職回顧録-47を参照)、時間が経つにつれて、少しづつ前向きな姿勢を持つことができるようになっていた。退職当初は「会社組織で働くことに不向きなのではないか、社会不適合者ではないか」と自らを卑下し、自信喪失していたものの、やはりもう一度サラリーマンとして再出発したいという思いが強まってきた。

そこでまずは、大手4つの転職サイトに登録することから作業を開始することにした。
転職サイトに登録するのはこれが初めてではないので、大体の要領は分かっていたが、登録を進めるうちにあらためて、自分の職歴のひどさに気付かされた。一貫性のないキャリア、転職回数の多さ、在籍期間の短さ・・・。
こんな経歴で書類選考を通過することができるのだろうかという不安を抱えながらも登録を進めていく。

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前回転職サイトを利用したのは1年前になるが、その時と比べて変わった点といえば、私の職歴が一つ増えたことと、新たな転職サイトが増えたことだ。社会情勢として以前よりも転職希望者が増えたのだろう。こうした傾向が強くなれば転職回数の多さが目立たなくなるので、私にとってはありがたい。
また、こうしたサービスは無料で利用できるものだと思っていたが、なかには有料のものもいくつか見受けられた。おそらく、それほど手厚いサービスを受けられるのだろう。

さて、登録を進めるにあたって困ったことがあった。
登録内容には、希望職種を選択する項目があるのだが、自分のやりたい仕事が決まっていなかったのだ。自分には何ができて、何をしたいのか・・・

まずハッキリしているのは、営業のような職種は自分に向いていないことだ。
次に分かっていることは、この時の年齢を考慮すると未経験職種では厳しいことだ。
これらを踏まえると、ここで自分が一番長く務めていた会社と同じ職種か、少しでも接点のありそうな仕事を探すべきだという結論に至った。

至極当たり前の考えだが、こう考えられるようになるまで随分と遠回りしてきたような気がする。前職のような会社に入っていなければ、もう少しショートカットできたのではないか・・・とも考えた。
しかし、あの苦い経験があったからこそ、寄り道ばかりしてきた私のように人間が今の考えに達することができたのではないかと前向きにとらえることにした。

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その後2時間ほどかけてひととおりの登録が終了した。
あとはどんどん応募していくだけだ。

はたしてこの転職活動はうまくいくのか。本当にゴールはあるのか。
こうして、先の見えない不安だらけの転職活動が幕を開けたのであった。(回顧録-49へ続く)

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