ダメ営業マンな40代無職男、クビになる!【転職回顧録-営業マン編18/19】

ついに最終勤務日。

マツダくんとオタクさんにはやっと目の前で契約を獲ることができてホッとしていた。

こんな会社を辞められて清々したような寂しいような、不思議な気持ちだ。

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そして仕事を終え、会社を出ようとしているとき、私に声を掛けてきたのは…

ついに退職日を迎えた

これまで一ヶ月と少しかけて事務処理的な引継ぎや外回りの引継ぎ兼OJTをやってきた。

この二人も少しづつ仕事に慣れてきたようだ。

忙しくはあったが、マツダくんやオタクさんと一緒に仕事したことは純粋に楽しかった。

さて、勤務最終日というと社内でゆっくりという感じだが、この会社は違う。

最後の最後まで外回りだ。

まあ、社内の雰囲気が窮屈で息が詰まりそうなだけに、外周りをしていた方が気が紛れていいかもしれない。

まぁ外回りといってもこれまでかなりの件数を回ってきたおかげで、この最終日は少なくて済んだ。

しかも訪問先はこれまでと違い都心のお客さんばかりだ。

めんどくさい郊外のお客さんを先にすまして、最終勤務日は都内を回るだけでいいように調整していたおかげだ。

その日は大きなトラブルもなく無事終了した。

残念ながらこの日も契約を取ることはできなかったが、これまでの収穫と言えば、マツダくんとオタクさんの二人が成長してくれたことだ。

この二人と外回りを始めたころに比べれば、このときの二人の仕事ぶりは雲泥の差だ。

すぐにでも一人で外回りできるかと問われればやや不安が残るが、少なくともあと1、2週間くらい経験を積めば十分こなせるようになるはずだ。

ふと時計を見ると三時だった。ちょうど小腹がすく時間だ。

ぜひおやつを食べたい。

ということで、ファミレスでケーキでも食べながらゆっくりしながら話でもしようということになった。

これまでハードな外回りをこなしてきたのだから、最終日くらいはこんな時があってもいいだろう。

おかげで三人で楽しい時間をすごすことができた。

世間話に花を咲かしていると夕方になった。
そろそろ帰社しようかと三人で歩いているとき、ふとビル群を見上げた。

私は今日、この会社を辞める。

その選択自体に後悔はないが、再び都会で働くことはできるのだろうかという気持ちが沸いてきて、少し不安になった。

会社を出ようとしていると…

帰社後、書き残していた引き継ぎ書を完成させた。

そして、引き継ぎ書と合わせて勤務最終日の日報も一緒に作成した。

最終日にこんなことをするなんてバカバカしかったが、とりあえずは二人の成長ぶりを中心に日報を作成した。

これでやるべきことは全て終わった。

社長や上司に最後のあいさつをして、会社を出た。

いい思い出などほとんどなかった会社だったが、それでも少し感傷的になった。

一階でエレベータを降りて出口に差し掛かると、そこにはマツダくんとオタクさんが待っていた。

どうやら私と飲みに行こうとここで待っていたらしい。

そこで少し離れたお好み焼き屋に行くことにした。

まずはビールで乾杯したものの、はたして私は何に乾杯しているのか?

とりあえず、これからの自分に乾杯ということにした。

そこから二時間ほど他愛もないことを話し、そろそろお開きという雰囲気になったとき、二人が手袋をプレゼントしてくれた。

二人にはこれからもがんばってほしい。

しかし、新卒同様の彼らにとって、ここはいい会社とは思えない。

彼らよりもずっと社会経験のある私ですら追い込まれたのだから、絶対に酷なはずだ。

そう考えた私は「もし精神的に潰れそうになったときは、迷わず転職すべきだ」ということを二人に伝えた。

仕事を辞めてスッキリはしたものの、帰り道に一人で歩いていると、これからの生活に対する不安感が湧き上がってくる。

さあ、これからどうするか。

とりあえずまたバイトでも探すかと考えながら帰りの電車に乗りこんだ。

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◆ 転職回顧録-営業マン編19/19へ続く↓↓

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