Cafe de 無職

~40代、50代の無職が集う場所~

転職回顧録-64

calendar

スポンサーリンク

三泊四日の合宿が無事終わった。

その日は喫茶店で一息ついてから帰宅し、ベッドに倒れ込んだ。

翌日は大晦日だった。
テレビは毎年恒例の番組ばかりで特に見る気がしない。

無職のみでもこの日だけは人並みに年末気分を味わった。
本当ならば妻と帰省して顔を見せたいところだが、そのお金がない。
親不孝は重々承知だが、実家には電話だけであいさつを済ませた。

その日はゆっくりと過ごし、翌日は義実家でお正月を過ごした。
自分が40代無職ということもあり居心地は悪かったが、正月のあいさつをしないわけにはいかない。
義父や義母も、アルバイトとはいえ年末も一応頑張って働いてきたということで迎え入れてくれた。

こうした状況で一番困るのが、現状や今後の見通しを報告する瞬間だ。特に今後の見通しは答えに困る。
時間があれば色々な媒体で応募していたものの、手応えが全くない状態だ。

幸いなことに、そこまで突っ込まれることはなかったが面接が控えていることくらいは言いたかった。しかし、残念ながらそんな予定はなかった・・・。
居心地が悪いなか、なんとかその場をしのぎ、帰宅した。

精神的にグッタリしてしまったので帰宅後はゆっくりしていたかったがそうはいかない。年明けの塾講師は忙しいのだ。
それは2月・3月は受験シーズンだからだ。
私の担当しているクラスでも過去問を分析し、年明け四日から授業で解説しなければならない。

最初は問題を見れば解けるだろうとタカをくくっていたが、実際に問題を見てみると、すぐには解けなかった。
頭が大分鈍っているのだろう。

大急ぎで5年分の問題を分析し、授業用ノートを作った。
これから生徒は、生まれて初めてといってもいいくらいのプレッシャーと戦っていくのだろう。
私も講師として、そのプレッシャーを少しでも軽減できるよう手助けしてあげなければならない。

こうしてみると、問題の大体の傾向がつかめてくるものだ。
私も受験生時代に、こうした視点から勉強をしていれば、その後の人生が変わっていたかもしれない。それを受験生に伝えることで、彼らの視界をぐっと広げることができるだろう。

こうした作業は大変だが楽しいもので、あまり苦にならない。
きっと、長く続けられる仕事はこういうものなのだろう。

塾講師という選択肢も頭をよぎったが、それはないなと思った。これはあくまでつなぎの仕事だ。
実はこの時、塾長から契約社員にならないかと声を掛けてもらっていたが、私には進みたい道があったため丁寧にお断りした。
後悔するかもしれないが、自分のやりたい仕事を優先することにした。

今年はどんな年になるか、期待と不安が入り混じった気持ちで新年を迎えることとなった。(回顧録-65へ続く)

スポンサーリンク

この記事をシェアする

コメント

コメントはありません。

down コメントを残す