痛恨のミスを犯した40代無職男【転職回顧録-フリーター編34/36】

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あらすじ

父に金の無心をした私。

40代の男がこんな有様では情けなくて涙が出てきた。

再就職もなかなか決まらず、本当に心が折れそうだった私。

そんななか、応募した企業から電話があり、私はあり得ないミスを犯していたことが分かった。

泣きっ面に蜂とはこのことかもしれない。

一本のメール

父からの経済援助を受けることを妻に話した(無職中年男、金を無心する【転職回顧録-フリーター編33/36】を参照)

40代の男としてこれほど恥ずかしいことはなかった。本当に情けなかった。

しかし、これが現実だ。

援助を受けることで当座の生活は何とかなりそうだが、先が見えない。
そんな状況にくじけそうだった。

そして、先日応募した企業からはまだ書類選考通過のメールはまだ来ない。

全てがうまくいかなかった。


書類選考も面接も、そして人生そのものがうまくいかない。

だが、それでも生活費は稼がねばならない。

沈み込んだ気持ちのまま、その日も塾のアルバイトに向かった。

帰宅してからメールを確認すると、待ちわびていた例の企業からメールが来ていた。
送信日時は、その日の朝となっていた。

気になるタイトルは「至急ご連絡ください」

これまでにないパターンだ。

どういうことか分からなかったのですぐに内容を見てみると、「面接には参加できるか?」という内容だった。

面接もなにも、書類選考に通過していたこと自体、このメールで初めて知った。

もしかして…と思い、急いでメールボックスのゴミ箱を確認してみた。

案の定、書類選考通過の連絡が3通も入っていた。

どうやら、2日前から再三にわたって確認のメールを送ってくれていたが、それが迷惑メールと判断されて直接ゴミ箱行きになっていたようだった。

私は全く気付かなかった。

仕事や私生活で20年以上もメールを使い続けてきて、こんなミスは初めてだ。

大事な場面で痛恨のミス。

書類選考に通過したのはいいが、こんな初歩的なミスを犯してしまったことに自己嫌悪でいっぱいだった。

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ミスの挽回

もう夜も遅かったので、その日は寝ることにした

翌朝、すぐに詫びの電話を入れ、必ず面接に参加しますと連絡した。
完全に私のミスだ。

本当ならば、この話はなかったことになっていただろう。

確認の連絡をくれただけ非常に良心的だ。

それに、私に対する先方の印象は最悪なものになっているはず。

私の失態なのだから、面接へ行ったとしてもその先へ進める可能性は限りなく低い。

しかし、落ちることが分かっていたとしても、ここまでしてくれたのだから礼儀として面接には行くべきだと考えた。

できることはそれしかない。

これまでは転職活動の状況を妻と共有してきたが、この件だけは内緒にしておいた。
あくまで書類選考に通過したことだけを報告した。

沈んだ気持を隠しながら嬉しい顔をして話すことはとてもつらい。
でも自業自得だ。

ミスを犯した40代無職、急遽面接へ向かう

塾には事情を説明し、欠勤の連絡をしてから面接に向かった。

1時間ほどかけて面接会場に到着した。
ここには何度か訪れたことがある。大きな自社ビルだ。

受付で名前を告げ、メールを見落としていたことをまずは謝罪した。

本当なら怒られても仕方なかったが、連絡が取れてよかったと笑顔で対応してくれた。

正直、ホっとした。

待合室にはすでに10名ほどが待機していた。
年齢的には私と同年代くらいの人が多い。

おそらく、相当な倍率の書類選考を潜り抜けてきた猛者たちだろう。

よく考えれば私もそのうちの一人なのだが、こういう時は、自分よりも他の人の方が優れているように見える。

この企業は一般的な知名度はないが、業界では非常に有名だ。
当然、面接官もオーラのある人たちばかりなのだろう。

私は正直、ビビッていた。
落ち着くために何度も深呼吸を繰り返した。

そして運悪く、最初に私が面接室に呼ばれた。
ちょっと待ってくれ、まだ心の準備ができていない…

いよいよ人生をかけた大一番が始まろうとしていた。

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◆ 転職回顧録-フリーター編35/36へ続く↓↓

自分の不手際もあり、ダメもとで臨んだ面接。はたして手応えのほどはいかに…

手応えのない面接。結果は分かっていた...はずだった【転職回顧録-フリーター編35/36】
時間にして10分くらい。いや5分だったかもしれない。あまりにも手応えがなさすぎた。結果は容易に想像がついた。
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