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【転職回顧録-78】ベンチャー企業の面接

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転職フェアに参加し、そこで声をかけられた企業との面接が決まった(転職回顧録-77を参照)。場所は渋谷だ。

練習のつもりで受ける面接だ。
こう聞くと、私は随分失礼な男のようだが、企業だって書類選考落選の場合は何も知らせてこないことが多々ある。失礼なのはお互い様だ。
求職者だってしたたかにいかせてもらう。

この企業はハローワークや転職サイトでも求人をちょくちょくかけており、名前だけは知っていた。そのため、ベンチャーながらも規模はそこそこ大きいと考えていたが、実際にオフィスに訪問してみると、案外小さい。

通路からドアを開けて中に入ると、その先にもう一つドアがある。
どうやらオフィスに入るにはこの2つ目のドアを開けなければならないようだ。
面接に来た旨を内線電話で伝えると、派手な髪色をした受付の女性が奥から出てきて、ここで待つように言われた。

てっきり中に入れてくれるものと思っていたが、待てと言われればしょうがない。椅子もないので立って待つことにした。

ところで、海外の企業はおしゃれなオフィスが多い。パッとみるかぎり、こじゃれたカフェのようだ。
この企業も、そうした雰囲気を目指しているようだ。
しかし、どうにも中途半端だ。というか、ダサい・・・

また、中では有線放送でBGMを流しているようで、私のいるところまで漏れ聞こえてくる。あまり趣味の良い音楽ではなかった。

それだけではなく、社員が談笑している声も聞こえる。その声もどことなく下品な感じがする。議論を交わしているような雰囲気ではなく、ただダベッているだけのように聞こえる。
外部の人も聞いているのだから、このような内容を話すときは、細心の注意を払うべきだと思うのだが・・・

もう、ここに行くのはやめようと考えていた。

そして待つこと20分。やっと担当者があらわれた。
チャラい感じのする面接官だ。
20分も待たせたことを特に謝罪するわけでもなく、何事もなかったかのように面接が始まった。
しかし、ここで抗議することはやめた。これも面接の訓練のうちだ。グっ我慢した。

この面接官の話し方は思いのほかまともだった。
そして、この企業が求める人材像の説明があった後、私の得意分野について質問してきた。
ちょうど私の持つスキルを必要としているらしく、現場の人間に話を持っていくということだった。果たして、どこまでこの話を信じていいか分からないが、悪い気はしない。

そんなこんなで40分くらいの面接が終わった。
また連絡するという。
練習のつもりで受けてみた面接だが、結構疲れた。

そして、案の定、この企業からは何の連絡も来なかった。
私も大して興味はなかったので、合否確認の連絡はしなかった。

後日、登録している転職サイト経由で、この企業からオファーメールが来ていた。
まったく何を考えているのだろう・・・。(回顧録-79へ続く)

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