Cafe de 無職

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【転職回顧録-2】深夜アルバイトと車窓の風景

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大学院中退を決意した段階で転職活動を行った(転職回顧録-1を参照)。

全部で約30社ほどに応募しただろうか。当時まだ30歳を少しすぎた年齢的で比較的若かったことが幸いし、なんとか次の転職先としてB社から内定をもらうことができた。

詳しい職種の言及は避けるが、大まかにいうと士業だ。なぜ士業を選んだのかかというと、これまでの勉強内容を活かせそうだったからだ。

しかし、今振り返ると、この仕事には面白味を全く感じることができなかった。
「仕事を始めたばかりだから、まだこの仕事の面白さはわからないだろう」と思い、しばらくは修行のつもりでそこから一年ほど仕事に打ち込んでみた。

自主的に本を買って勉強したり、社内にある共有資産から過去の書類を引っ張り出して研究したり。

しかし、いつまでたっても面白味ややりがいを感じることはできなかった。そればかりか、社長お気に入りの私の後輩に仕事が回されるようになり、私にはほとんど仕事が降ってこなくなってきた。仕事上でヘマをやらかしたおぼえもない。

そこで上司に相談してみたものの、「向いてないのかもね。早めに辞めたら?」との返事・・・。

少しは励ましの言葉を期待していたので、これは結構ショックだった。もしかしたら、「年齢的にも再スタートを切ったほうがいいよ」という上司なりの親心だったのかもしれない。まあ、自分が甘かったのかもしれない。

その後、仕事をつづけていくべきか、早く方向性を修正するために仕事を辞めたほうがいのか葛藤したが、結局、退職することにした。

ここを辞めてからは自分の我慢のなさに落ち込む日々が続いたが、いかんせん金がない。
そこでやむなくアルバイトをしながら、次の転職先を探す日々が続くこととなった。

比較的時給の高い深夜帯のアルバイトを選び、巨大冷凍倉庫の中で配送先ごとに荷物を仕分けしていた。

アルバイト先にはいろんな20代~60代まで様々な年齢層の人がいた。決してこの仕事がつまらないわけではない。肉体労働は集中すれば時間が経つのも早いし、数人ではあるが、雑談を交わすような顔見知りもできた。
しかし、これを本業としてやっていくのはなにか違う。まだそんな年齢ではないはずだ。あくまで今後のためのつなぎでしかないのだ。

深夜帯のアルバイトだったので、勤務先を出るのは23時だ。最寄り駅までは従業員専用の送迎バスを利用する。

疲れた体を座席に沈め、ぼんやりと車窓を眺めると、窓の外には都心の華やかなビル群が見える。
「これから先もずっと、こうやってアルバイトで生活を続けていかなければならないのか?もうサラリーマンとして働くことはできないのか・・」

そんな絶望感を抱きながらバスに揺られていたことを今でも鮮明に憶えている。(回顧録-3へ続く)

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