未経験の営業職に応募する40代無職男【転職回顧録-迷走編6/18】

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ここまでのおさらいと今回のお話

さっそくハローワークで営業職の紹介状を発行してもらった。

とはいえ、応募書類を送る前に事前の調査は欠かせない。

もしこの会社の悪評が散見されたならば、この紹介状は破棄してしまえばよい。

ただ、営業に挑戦してみたいという思いはある反面、まだ大きな不安がある。そんな複雑な心境のまま色んなキーワードでエゴサーチをしてみた。

その結果はシロ。悪評は一つも出てこない。

これが意味するところははたして?小さな会社なので評価するような人がいないのか、それともホワイトなのか?

もしかして、会社が先回りして悪評対策を講じている可能性だってある。疑心暗鬼にとらわれてしまう私。

かくして、未経験のくせに営業職に応募するという無謀な挑戦が始まった。

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40代無職男は履歴書と職務経歴書にこだわる

『これはホワイト企業のお宝求人だ!』と確信した、いや、そう思いたかったに違いない。

ただ、いざ応募するからには、いつも以上に念入りに書類を作成した。

たとえば、手書きのほうが熱意が伝わるだろうと、履歴書はすべて手書き。一文字一文字丁寧にペンを走らせた。

今思うと、まったく無駄なことをしたものだ。

特別な指定がない限り、手書きだろうとPCだろうと熱意の伝わり方に大差はないのに。

そして、最近の応募書類に欠かせないのが職務経歴書。

昔は履歴書だけでよかったそうだが、今は必ずといっていいほど、職務経歴書の提出も求められる。時代はガラリと変わったのだ。

しかし、職務経歴書は分量が多くなるため、手書きだとかえって見にくくなってしまう。それにチマチマ書いていては時間がいくらあっても足りないので、この書類だけはPCで作成した。

そして、とにかく熱意を見せるために見栄えがあまりよくないこの会社のホームページ改修案を勝手に作成し、面接に呼ばれた際、それを資料としてみせようとまで考えていた。

そうこうしているうちに書類が完成した。気合を入れて書くとPCで作っても丸一日はかかってしまう。

いざ応募してみた!

最終的に、誤字脱字はないか、分かりにくい文章になっていないか、細部に至るまで妻にもチェックしてもらった。

翌日、朝一番でハローワークに向かい、職員の人に応募書類をみてもらった。若干、書類の分量が多いかもしれないがキッチリ仕上がっているとの評価をもらった。

まあ、これで問題はないだろう。よく頑張った、自分!

ついでに、その時の応募者が何人かを調べてもらうと約70人だった。以前よりもさらに増えている…

しかし、この70人のなかで応募書類をキッチリと仕上げてくる人がどれだけいるだろうか。

適当な内容や論理が矛盾していることを書いている人は案外多いものだ。

そういったことを考慮すると、真のライバルとなるのは応募者の半分といったところか。

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ハローワークの使い勝手

ちなみにここで、私のハローワークに対する感想をお話ししたい。

一般的に職員は不愛想といわれることが多い。しかし、実際はそんなことはない。

担当者はざっくばらんに話をしてくれるし、こちらからの色々なリクエストにも可能な限り対応してくれる。

たとえば、こんなリクエストにも応えてくれる

私
応募者はどれくらいか?
私
過去にどれくらいの人数が合格したか?
私
悪い評判はあるか?

時には大っぴらには言えない情報などもこっそり教えてくれたりすることもあった。

個人情報にかかわることはもちろんNGだが、それ以外なら結構教えてくれる。

ダメ元で色々とリクエストしてみればいいと思う。

さて、満足のいく応募書類も完成した。悪い評判もない。

心の底からやり遂げたと思えた。

『この書類で応募しよう!』

万全と思える書類を仕上げた私はすぐに郵便局に行き、応募書類を郵送したのだった。

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◆ 転職回顧録-迷走編7/18へ続く

またもやお宝求人発見か!?無職男にもついにビッグウェーブが来たのか?

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エージェントからはことごとく書類選考不通過の連絡が入る。そんなことが数回続くうちに、「ご紹介できる案件はありません」との連絡がきた。
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