40代無職中年男、再就職に成功!【転職回顧録-迷走編18/18】

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ここまでのおさらいと今回のお話

ついについに、私は内定を勝ち取ることができた(転職回顧録-25を参照)。

再就職活動を始めてから初めての内定で、ここまでに約半年かかった。

しかし、この会社の内定を受諾するかどうかは、もう一つの会社の選考結果次第だ。

私としてはもう一つの会社の方が志望度が高い。

だからこそ、それまでなんとか、承諾するか否かの回答を引き延ばしておきたい。

そして今回、私の進路が決定することになる。

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40代無職中年男の進路はどうなった?

二社目の会社の採否さえ分かれば、今後の私の道が決まる。

今までのなかで最も手応えがあっただけに、期待を込めて連絡を待ち続けた。

そして待つこと3日。

ポストの郵便受けに何やら封筒が入っていた。
よく見ると、二つ目に面接を受けた会社からだ。

その封筒の厚みから、中に何が入っているかは容易に想像がついた。

おそらくは履歴書と職務経歴書が入っている。

つまり…『不採用』…そういうことだ。

おおよその予想はついていたが念のため部屋の中で開封すると、想像したとおり、履歴書と職務経歴書、そして不採用を知らせる手紙が同封されていた。

だが、すでにもう一つの会社から内定を取っていたためか、思ったよりも落ち込み具合は少なかった。

これで私の選択肢は一つに絞られた。

しかし、すぐに内定承諾というわけにはいかない。
なぜなら、内定先の口コミ評価などを、もう一度念入りに調査しておく必要があるからだ。

タイミング的には引き返すことも可能なのだから、その内容が芳しくなければ内定辞退もありうる。

そこでまず、エゴサーチで評判を調べてみた。

しかし、いいものも悪いものも何一つ出てこない。

試しにマニアックな検索方法でも調べてみたが、やはり何の口コミもヒットしなかった。

何も出てこないほうがかえって不気味だ。

そこでハローワークで会社の評判を調べてみてもらった。

すると、過去に一度だけハローワーク経由で入社した人がいるそうだった。しかし、その後の状況はとくに不明で、これ以外の情報は得られなかった。

つまり、可能な限り情報収集してみたが、シロという結果に終わった。
私の進路は、これで決まったというわけだ。

翌日、電話をかけて内定承諾の旨を伝え、翌月の一日から勤務することになった。

ここに至るまで様々な企業に応募してきた。
応募総数は100社を超えた。

今回の活動で新たに認識したことは、転職エージェントが予想よりも機能しないということだ。

経験豊富な人にとっては転職エージェントは有効だが、私のようなスペックが低めの人間にはあまり効果がない。

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再就職を果たしての、これから。

内定承諾を伝えた日、義実家宅でお祝いをしてくれることになった。

料理が得意な義母は、私の好きな肉料理を数種類ほど準備してくれていた。

料理はどれもおいしく、会話も弾み、22時くらいまで宴は続いた。

これからの仕事内容のことや人生設計のこと、二人で話し合ったことを義両親に説明した。

前職の倒産により狂った人生の歯車がやっと元に戻ったと安堵の気持ちで一杯だった。

帰宅後、ソファーでくつろいでいた時、妻が話しかけてきた。

(妻)「来月から朝はノンビリできなくなっちゃうね」

(私)「ノンビリな無職よりは、忙しく働いてるサラリーマンのほうがよくない?」

(妻)「それもそうだね。来月から頑張ってね!」


無職の時は時間に余裕があったので、妻が出勤する前には何気ない会話を楽しんでいた。

しかし、私が働くようになると、その会話の時間がなくなってしまうことに寂しさを感じているようだった。

でもまあ、それはしょうがない。社会人としてはそれが当たり前だ。

その分、帰宅してから、その日の色々な出来事について話し合えばいい。

そして、ベッドに入って目をつぶり、これからのことを考えると、少しづつ緊張感が増してくる。

『同僚はどんな人たちだろうか』
『仕事をうまくやっていけるのだろうか』

そんな不安を少しでも解消するため、翌朝は始業時刻に合わせて起床してみることにした。

そして、実際の通勤と同じ経路で電車に乗って会社まで行ってみた。

心配のし過ぎだと妻に笑われたが、なんだかそうせずにはいられなかった。

そんな毎日を繰り返しながら、私はついに初出社日を迎える。

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◆ 転職回顧録-営業マン編1/19へ続く

次回、新章へ突入!はたして狂った人生のレールは元に戻るのか?

中年男、再就職先へ初出社!【転職回顧録-営業マン編1/19】
席に座ってさっそくPCを起動してみる。こうしないとなんとなく落ち着かない。その後、業務内容の説明を受けた。
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