Cafe de 無職

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【転職回顧録-26】新たなスタート

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ついにF社からの内定を得ることができた(転職回顧録-25を参照)。

これは転職活動を始めてから初の内定で、ここまで約半年かかった。
もうだめかと思った時もあったが、頑張ってよかった。
会社都合による失業給付を受けていたことは経済面で非常に助けとなった。

あとは、G社の結果が分かれば、今後の私の道が決まる。
これまでのなかで最も手応えがあっただけに、期待を込めて連絡を待ち続けた。

そして、待つこと3日。ついに連絡がきた。
しかもポストの郵便受けに・・・ということは・・不採用だった・・・。

提出した履歴書と職務経歴書が入っている封筒が郵便受けに入っていた。封を開けなくても中身の想像はついていた。

だが、すでにF社からの内定を取っていたためか、思ったより落ち込み具合は少なかった。これで私の選択肢はF社に絞られた。

しかし、すぐに内定承諾というわけにはいかない。
なぜなら、F社の評判をあらためて調査しておく必要があるからだ。その調査が芳しくなければ内定辞退も選択肢の一つとしてありうる。

まだ引き返せるタイミングなのだ。

そこでまず、インターネットでの評判を調べてみた。いいものも悪いものも何一つ出てこない。
念のため、ハローワークでその会社の評判を調べてもみたが、こちらでも特に情報がない。
その時の考えられる範囲内で情報収集に努めたが、結果はシロだった。

これで私の進路は決まった。
翌日、F社に電話をかけ内定承諾の旨を伝え、翌月の一日から勤務することが決まった。

それにしてもここに至るまで様々な企業に応募してきた。応募総数は100を超えた。
この数字が当たり前という感覚で転職活動していたのが幸いし、それほど大きく将来を悲観することはなかったが、初めての転職経験者なら挫折していたところだろう。

また、転職エージェントが予想よりも機能しなかったことが活動長期化の大きな要因だ。

内定承諾を伝えた日、義実家宅でお祝いをしてくれることになった。
義母は料理が得意なため、私の好きな肉料理を数種類ほど準備してくれていた。
料理はどれもおいしく会話も弾み、22時くらいまで宴は続いた。

これからの仕事内容のことや人生設計のこと、二人で話し合ったことを義両親に説明した。
前職の倒産により狂った歯車がやっと元に戻ったと安堵の気持ちで一杯だった。

帰宅後、さすがに疲れていた私たちはすぐさまベッドに入ったところ、妻が話しかけてきた。

来月から朝はノンビリできなくなっちゃうね

無職なノンビリよりは、忙しく働いてるほうがよくない?

それもそうだね。来月から頑張ってね!

 

それまでは比較的、朝の時間に余裕があったので、妻が出勤する前の何気ない会話を楽しんでいたのだが、私が働くことになり、その会話がなくなってしまうことが寂しがっていたようだ。

でもまあ、それはしょうがない。社会人としてはそれが当たり前だ。
その分、帰宅してから、その日の色々な出来事について話し合えばいいだけだ。

ベッドに入って目をつぶりこれからのことを考えると、少しづつ緊張感が増してくる。
「仕事をうまくやっていけるのだろうか」や「同僚はどんな人たちだろうか」などの不安が頭をよぎる。
また、これからの通勤に備え、始業時刻に合わせて実際に通勤経路のシミュレーションを行ってみたところ、心配のし過ぎだと妻に笑われた。

そんな毎日を繰り返しながら、ついに初出社日を迎えることとなった。(回顧録-27へ続く)

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