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【転職回顧録-75】結婚情報産業の面接

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期待していた企業からの不採用の連絡は、想像以上の大きなダメージを求職者に与える。
この時の私がまさにそうだった(転職回顧録-74を参照)。

手応えを感じていた面接がダメになってしまい、私は途方に暮れていた。
それに加えて、月々の支払が重くのしかかる。賃貸マンションとはいえ、家賃は家のローンと同程度で、決して安いものではない。

しかし、就職活動を放棄するわけにもいかず、半ばヤケで求人を漁っていた。

「こうなったら、今まで目を向けていなかった業界も検討してみよう」
そんな気持ちになった。

そうはいっても、全く興味がないものに応募しても仕方ない。
「これは面白そうかも」というくらいの気持が沸けば、求人内容を見てみることにした。
実際に探してみると、そういった求人は色々と出てくるものだ。

ちなみに私は晩婚だ。
結婚に至るまでは色々なお見合いサービスを利用していたため、いろいろな事業者が運営するサービスについて、それぞれの良い点や悪い点を自分なりに感じていた。そういった点をアピールしていけば何とかなるかもしれない。
そこで、結婚情報産業はどうだろうと考えた。

それ以外にも、家具の修理を専門で行っている工房の求人も見つけた。
私は比較的手先が器用で家具が好きなので、この業界も面白そうそうだと感じた。
幸い、この工房の求人には応募が少ないらしく、応募者全員と面接を行うという。しかも交通費として\1000を支給してくれるということだった。

これまで全く縁のなかった業界に40歳を過ぎて挑戦することは、ハッキリいって無謀だ。迷走している。
そんなことは自分でも重々承知していたが、何でもいいから前に進まなければ、無職の私の存在価値がなくなりそうで怖かったのかもしれない。

どうにかこうにか、一ある志望動機を十に膨らませ、結婚情報産業と家具工房にそれぞれ1件づつ応募することにした。

すると翌日、さっそく結婚情報産業から面接の案内が来た。
日程はその週の金曜日午前中だった。
半ば破れかぶれの気持ちだったが、参加することをメールし、当日の朝、会場へ向かった。

場所は表通りから少し外れたビルで、近づくにつて、同じ会社の面接を受けるであろう数名の人が私の前を歩いていた。
後ろ姿からして、20代後半から30代前半。男女の割合は半々だ。

受付で面接に来た旨を伝えると、名簿にチェックを付けられ、やや広めの会議室に通された。指定された席に座り、軽く周囲を見渡してみる。
やはり、年齢層は私よりも若い。人数は約20人くらいといったところか。

そして担当者が部屋に入ってきて、全員の履歴書と職務経歴書を回収していった。

さらに待つこと15分。
会社説明を兼ねたビデオを20分ほど見せられた後、5名ほどのグループごとに集団面接会のような形式で面接が始まった。

面接ではこれまでの経験や志望理由を話すことになるので、他人といる場でそれを話させるのは企業のあり方としてどうかとも思ったが、やむを得ない。
比較的若い子などは緊張の面持ちだったが、半ばヤケ気味の私は殆ど緊張することなく、淡々と面接官からの質問に回答した。

この面接であらためて感じたことだが、転職をするにあたって、自分以外の応募者はひどく優秀だと思いがちだ。しかし、実際は大したことはない。
話す内容に矛盾がたくさんあったり、そこまでぶっちゃけてしまっては元も子もないだろうと思われる志望理由だったり、何を言いたいかハッキリしない人が殆どだ。

そして30分くらいのグループ面接が終わり、簡単なアンケートを記入して帰路に付いた。この企業には大して魅力を感じなかったというのが、実際に面接を受けてみた感想だ。
業界大手と言われるこの企業ですらこうなのだから、この業界は私には合っていないのだろう。
平日だったため大切な塾のアルバイトを休んでまで面接に参加したわけだが、自分に向いていなかったことを知ることができただけでも収穫だったのかもしれない。

二日後、案の定、不採用の連絡が来た。
まあ、こんなものだろう。
お互い、合わないということがハッキリしたわけだ。なぜか不採用に納得してしまった。

転職活動とは恋愛のように、「縁」が大事なのだ。
ひどくボヤっとしていて合理的な説明はできないが、内定が出た場合、きっとその企業と自分は、何かしらの「縁」でつながっているのではないだろうか。

そんななか、前述の家具工房から面接の案内が来ていた。(回顧録-76へ続く)

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