失業中年、迷走の転職活動【転職回顧録-迷走編1/18】

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あらすじ

倒産により図らずも失業してしまった私。

朝早く起きる必要もないし失業給付も受けられるので、これを機に少し骨休みすることにしたが、これからの生活を考えると不安しかない。

そんな焦りから、絶望の無職男は転職活動を開始する。

転落人生が待ち受けるとも知らずに…

時間を持て余す無職

退職日の翌日は、いつもより1時間ほど遅く起きた。

まだ失業者に戻った実感はないが、心にぽっかりと穴が開いたような気がした。

妻はすでに仕事に出かけていたので、家の中には私一人が残された。

簡単な朝食をすまして、なんとなくテレビをつけてみると、朝のワイドショーをやっていた。

それをボーっと見ながら、「さて、何をしようか。」と考えていた。

手持無沙汰でしょうがない。時間があり余るのも困ったものだ。

本当は、この時間を利用して役所で退職関連の手続きをしたかった。

しかし、会社から必要書類が送付されるまでにはもう少し時間がかかるので、今はじっと待機しておくよりほかなかった。

そこでまず、失業者らしくハローワークに行ってみることにした。

失業保険の給付手続きはまだ先だが、求人検索ならいつでも誰でもできる。いい気分転換にもなりそうだった。

そして向かったのは、電車で40分ほどにある大型ハローワーク。

到着して受付を済ませ、周りを眺めてみると、広いフロア一一面に求人検索用の端末が並べられており、平日にもかかわらず利用者で一杯だった。

この中には、私のように倒産で失業した人もいるのだろう。

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ハローワークと転職サイトで再就職

手渡された札に指定されている端末の前に座り、さっそく求人を探してみる。

ろくなものがないというのが率直な感想だった。

給料や休日日数などの条件がよくなかったり、回転求人だったり、そんなものばかりだ。

それでもなんとかお宝求人を見つけようと必死に探していると、ユニークな求人が見つかることがある。

たとえば、住み込みの家政婦や著名人の専属運転手など、本当に多種多様だ。

世の中には本当にいろいろな仕事がある。もちろん応募しようという気にはならなかったが…

話しのネタになりそうな面白求人は数件あったものの、心の底から応募したいと思えるようなものは1件も見つからなかった。

それでも、なんとか許容範囲に収まりそうなものを2件ほど見つけて持ち帰った。

帰宅後、家のPCでその会社や仕事内容を細かく調べてみると、応募に値するようなものではなかった。

ハローワークでの活動だけでは埒があきそうにないと考えた私は、複数の転職サイトを見てみることにした。

掲載されている仕事はどれも輝いて見える。求人の質は明らかにこちらの方が上だ。

迷走と絶望の始まり

はたして、私を必要としてくれる企業は、この中にどれくらいあるのだろうか。

自分の経験が活かせるかどうかは分からないが、まず応募してみなければ何も始まらない。

そこで、重い腰をあげて会員登録をしてみると、その10分後には求人案内のメールが届いた。

私の仕事はもともとIT系だったが、かなりニッチな職種で、競合する企業もほぼなかったため、経験を活かせそうなものはほとんど見つからない。

また、前職は比較的収入が高かったので、同じ位の年収を条件にすると希望の仕事は見つからないし、見つかったとしても、応募要件がハイスペックすぎるものばかりだった。

収入面で妥協すれば何件かは候補になりそうだったが、前職とのしがらみがあり、応募できないものも数件あった。

そこで色々と考えてみた。

私にはもともと、手に職といえるほどの技術力はない。40代前後という年齢的な問題もある。

だとすると、大企業に再就職することはもう無理だろう。

かといってベンチャーで働くのはもうつらい。

「IT業界からは足を洗って異業種に移ろうか」

「安定していそうな半官半民の財団にしよう。倒産の可能性も少なそうだし。」

「大学事務の仕事もいいな。これまでの経験を活かして学生の進路指導なんかもできるかもしれない。」

今思うと、これは甘すぎる考えだった。

自分は何が一番やりたいのか、何が得意分野なのかを重要視すべきだった。

きっと倒産による失業という憂き目にあったため、安定重視の考えに偏りすぎていたのかもしれない。

これが迷走のきっかけとなることを、この時はまだ知る由もなかった。

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◆転職回顧録-迷走編2/18へ続く↓↓

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