40代無職中年男、塾講師のアルバイトに採用決定!【転職回顧録-フリーター編6/36】

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ここまでのおさらいと今回のお話

模擬授業(塾講師アルバイトに応募した結果…【転職回顧録-フリーター編5/36】を参照)はなんとか無事に終わった。

しかし、色々な反省点が頭に浮かぶ。

念入りな事前準備をしたつもりだったが、反省点を挙げればきりがない。

はたして生徒にとって分かりやすい授業だったのだろうか?
もっと工夫することはできなかっただろうか?

そして、待ちに待った結果連絡が来た。

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模擬授業から一夜明けて

その翌日、早速、別の塾講師のアルバイトにも応募した。
今度は個別指導型の塾だ。

最近では、このような個別指導塾を駅前にあちこち見かけるになった。
ウリは、きめ細かい指導のようだ。

やり方は家庭教師とほぼ同じなので、こちらの方が比較的やりやすい気がした。

インターネットで応募すると、すぐに返信があり、明後日に筆記試験を行うとのことだった。

試験の内容はおそらく、高校入試相当の問題なのだろう。

案の定、試験内容は高校入試の過去問を抜粋したものだった。出来はそれほど悪くはなかったはず。

1時間の筆記試験後、別室に通されて簡単な面接が行われた。

これまで何度も中途採用の面接を経験していた私は、この手の面接では全く緊張しなくなっていたので、自然な感じで受け答えすることができた。

面接内容は、志望動機、長所・短所など、一般的なものだった。

「教えるのが好き」など、ありがちな内容を答えればよかったのだが、とってつけたような回答になってしまうので、なにか変化を付けたかった。

先方としても、アラフォーで既婚者の男性が塾講師のアルバイトに応募してくるぐらいだから、なにか事情があることくらいは察していたはずだ。

ということで、就職活動中であることを正直に話すことにした。

そこにはさほど突っ込まれることはなかった。
むしろ同情されたくらいだ。

今思うと、塾講師の面接では志望理由の内容はさほど重要ではなく、ごくごく普通に受け答えができるかどうかを見ていたのではないかと思う。

多感な中高生を相手にする塾講師という職業には、クセのある先生よりもノーマルな性格の人の方が好まれることがその理由ではないだろうか。

そして面接が始めってから10分ほど経過した。

話の流れで私と面接官は同年代かつ同郷であることがわかり、思いがけず話が盛り上がった。

無職な私にとって、妻以外の人とこんな風に談笑するのは久しぶりだったので、私もついつい楽しくなってしまい、気が付くと1時間も話し込んでいた。

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楽しい面接

あまりに盛り上がりすぎて、途中からは面接というより雑談のような雰囲気になった。

これがアルバイトの面接でなければ、「この後、飲みにでもいこう」というぐらいの雰囲気だった。

そして、楽しかった(?)面接も終わり、翌日、講師のアルバイトとして採用する旨のメールが送られてきた。

そして、研修のためあらためて来所してほしいとの連絡が来た。

これで最低限の収入は確保することができることになり、ほんの少し安心した。

しかし私としては、模擬授業をした塾の方が志望度が高かった。しかし、そちらからの合否の連絡はまだ来ていなかった。

「やはりダメだったか…」というとの思いが頭をよぎる。

やむを得ず、その研修を受けることにした。

研修内容はしっかりしており、個人的にも参考になることが多かった。

そして帰宅途中、まだ結果連絡が来てない方の塾に電話し、先日の模擬授業の結果を聞いてみた。

もし、研修を受けた方の塾に断りを入れるには、今がギリギリのタイミングだったからだ。

電話口に出た担当者にこちらの用件を伝えると、確認してから折り返すと告げられた。
そして、少したってから私のスマホに電話が入り、合格を告げられた。

どうせなら早く連絡が欲しかったが、それでもやはり非常にうれしかった。

その場でよろしくお願いします伝え、電話を切った。

研修を受けた方の塾に断りの連絡を入れるのは正直気が引けたが、そうもいっていられない。

後日、適当な理由をつけて丁重に採用辞退の電話をした。

こうして塾講師フリーターとしての生活が始まろうとしていた。

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◆ 転職回顧録-フリーター編7/35へ続く

塾講師としてのフリーター生活が始まり、さっそく授業を担当することになった元無職。さて、どうなることやら。

無職中年塾講師の初授業、ついにスタート!【転職回顧録-フリーター編7/36】
いよいよ授業が本格的にスタートした。この日に備え、私はまたまた小道具を用意してきていた。なにせ、授業時間は1時間半もあるので、中学生の彼らにとっては集中を維持する時間としては長すぎ。そこで、彼らを飽きさせないよう色々と考えて行きついたのが、この小道具だ。
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