Cafe de 無職

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転職回顧録-52

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模擬授業(転職回顧録-51を参照)の翌日、早速、別の塾講師アルバイトにも応募してみた。

この塾は最近流行りの個別指導型だ。
指導形態としては家庭教師とほぼ同じなので、私の場合は、こちらの方が比較的やりやすい。
Webで応募すると、すぐに返信があった。
明後日、筆記試験を行うという。おそらく、高校入試問題を解答させられるのだろう。
前回のときにも同じような形式だったため、大体の察しは付く。

そして、その筆記試験当日、チノパンにジャケットを羽織り、その塾に向かった。

案の定、試験内容は高校入試の問題で、前回(転職回顧録-51を参照)よりはスムーズに解答できた。
筆記試験の後は別室に通され、事前に送付していた履歴書と職務経歴書を基に簡単な面接が行われた。
これまで何社かの中途採用の面接を経験していた私は、この手の面接で全く緊張しなくなっていたので、自然な感じで受け答えすることができた。

面接では、志望動機、長所・短所など、一般的な内容を聞かれた。
こちらとしても「教えるのが好きだ」など、ありがちな内容を答えればよかったのだが、それだけではあまりにも白々しい。
先方としても、40過ぎの男が塾講師のアルバイトに応募してくるぐらいだから、なにか訳ありであることくらいは察していただろう。
ということで、今現在転職活動中であることも付け加えておいた。

今思うと、塾講師の面接では、志望理由の内容はさほど重要ではなく、ごくごく普通に受け答えができるかどうかが大事なのではないかと思われる。多感な中高生を相手にする塾講師という職業であれば、そのあたりには特に神経を使うところだからだ。

そんなこんなで面接を受けていると、ふとしたことから私と面接官が同年代で故郷も一緒であることがわかり、思いがけず話が盛り上がった。妻以外でこんな風に談笑するのは久しぶりだったので、私もつい楽しくなってしまい、気が付くと1時間も話し込んでいた。途中からは面接というより雑談になった。これが面接という場でなければ、この後、軽く呑みにでもいく勢いだったかもしれない。

そうして、筆記試験と楽しい面接が無事終わり、その塾からは翌日にアルバイトとして採用する旨のメールが送られてきた。
これで最低限の収入を得る手段を確保できたため、少し安心した。

しかし私としては、模擬授業をした塾の方が志望度が高かったが、そちらからの連絡はまだ来なかった。ダメだったかという考えが頭をよぎる。そして、こういう時にかぎってタイミング悪く、アルバイト採用が決まった方の塾から、研修のため来所してほしいとの連絡が来たため、やむを得ず、その研修を受けることにした。

以外にも個人塾としては研修内容はしっかりしており、個人的にも参考になることが多かった。

そして研修が終わった後の帰り道、まだ連絡の来てない、志望度が高い方の塾に電話し、先日の模擬授業の結果を聞いてみることにした。もし、研修を受けた方の塾に断りを入れる場合は、今がギリギリのタイミングだったからだ。

先方の担当者が電話をとるまではドキドキだった。
そして、電話口に出た担当者にこちらの用件を伝えると、確認してから折り返すと告げられた。そして、少したってから私のスマホに電話が入り、合格を告げられた。

どうせなら早く連絡が欲しかったが、それでもやはり非常にうれしかった。
その場でよろしくお願いしますと話し、電話を切った。

研修を受けた方の塾に断りの連絡を入れるのは正直気が引けたが、そうもいっていられない。後日、適当な理由をつけて丁重に採用辞退の電話をした。
こうして私の塾講師としての生活が始まろうとしていた。(回顧録-53へ続く)

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