40代無職がベンチャー企業の面接を受けた結果…【転職回顧録-フリーター編32/36】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ここまでのおさらいと今回のお話

転職フェアに参加し、企業との面接が決まった(転職フェアで再就職のきっかけをつかめるか?【転職回顧録-フリーター編31/36】を参照)

担当者に半ば強引にブースへ引き込まれ、これまた強引に面接の約束をさせられた。そんな感じなので志望度は決して高くはない。むしろ低いくらいだ。

ただ、これで面接のアポをとるという当初の目的は達成できた。

本来ならフェア主催者に苦情を言うところだが、今後の練習のために、まあいいかと思って面接に向かった私。

さて、どうなるのか?

スポンサーリンク

面接地は渋谷

この企業のオフィスは渋谷にあった。

ここは営業マン時代に担当エリアとして頻繁に通っていたところだ。いつ来ても人が多い。

駅を降りて道玄坂下を歩くと、あの時の苦い思い出がよみがえってくる。

営業職を辞めてから半年経って、ここにまた面接を受けに来るとは思ってもいなかった。

渋谷には比較的土地勘があったので、会社の場所はすぐに分かった。

さて、今回の面接は練習のつもりで受けようと考えていた。

こう聞くと、随分失礼に聞こえるが、企業だって書類選考落選の場合は結果すら知らせてこないことが多々ある。

失礼なのはお互い様だ。

求職者だってしたたかにいかせてもらう。

ちなみに、この企業はハローワークや転職サイトでもちょくちょくかけており名前だけは知っていた。

そのため、ベンチャーながらも規模はそこそこ大きいのかと考えていた。

面接を受けた感想とその顛末

オフィスは意外に小さかった

ビルに到着して、中の通路を通ってドアを開け、事務所の中に入る。

面接に来たことを内線電話で伝えると、派手な髪色をした受付の女性が奥から出てきて、ここで待つよう言われた。

てっきり中に入れてくれるものと思っていたが、待てと言われればしょうがない。

椅子もないので立って待つことにした。

ところで、海外の企業はおしゃれなオフィスが多い。この企業も、そうした雰囲気を真似しているようだ。

パッとみるかぎり、こじゃれたカフェのようだが、どうにも中途半端だ。
というか、センスがない…

また、事務所内には有線放送でBGMが流れており、私のいるところまで漏れ聞こえてくる。
それはそれでどうかと思うし、あまり趣味の良い音楽ではなかった。

それだけではなく、社員が談笑している声も聞こえてくる。
その声もどことなく下品な感じがした。

議論を交わしているような雰囲気ではなく、ただダベッているだけのように聞こえる。

そもそも外部の人に声が漏れ聞こえないよう細心の注意を払うべきだと思うのだが…

すでにこの時点で、この会社の選考は辞退しようと考えていた。

スポンサーリンク

いざ、面接!

そして待つこと20分。やっと担当者があらわれた。
チャラい感じのする面接官だ。

20分も待たせたことを謝罪するわけでもなく、何事もなかったかのように面接が始まった。
しかし、ここで抗議することはやめた。

これも面接の訓練のうちだ。我慢した。

ただ、この面接官の話し方は思いのほかまともだった。

そして、求めている人物像の説明があった後、私の職務経験について質問があった。

ちょうど私の持つスキルを必要としているらしく、現場の人間に話を持っていくということになった。
果たして、どこまでこの話を信じていいか分からないが、悪い気はしない。

面接は40分くらいで終わった。
結果は後日連絡するという。

練習のつもりで受けてみた面接だが、結構疲れた。

そして、案の定、この企業からは何の連絡も来なかった。
私も大して興味はなかったので、合否確認はしなかった。

後日、登録している転職サイト経由で、この企業からオファーメールが届いていた。

まったく何を考えているのだろう…

スポンサーリンク
◆ 転職回顧録-フリーター編33/36へ続く

結局、ベンチャー企業の面接はうまくいかなかった。意気消沈する私に父から連絡があった。所用のため上京してくるらしい。そして父と会った私は、かつてないほど情けないお願いをすることになる…

40代無職中年男、ついに親に金を無心する【転職回顧録-フリーター編33/36】
貯金を切り崩して生活していることを打ち明けた。父は、経済的な支援を行うと言ってくれた。涙が出そうになった。
スポンサーリンク
 ◆ カテゴリ別記事一覧 ◆
  • このエントリーをはてなブックマークに追加