再就職が迷走。結婚情報産業の面接に挑んだ。【転職回顧録-74】

不採用の連絡は、求職者に想像以上のダメージを与える

この時の私がまさにそうだった。

手応えを感じていた面接がダメになり(回顧録-73を参照)、私は途方に暮れていた。

そんな私に月々の支払は容赦なく襲い掛かる。

賃貸マンションとはいえ、家賃は家のローンとほぼ同程度で、決して安いものではない。

その一方、貯金は少しづつ目減りしていっている。

そんなわけで一刻も再就職を実現させるべく、半ばヤケ気味になりながら求人を漁っていた。

「こうなったら、今まで目を向けていなかった業界も検討してみよう」
そんな気持ちになった。

そうはいっても、全く興味がないものに応募しても仕方ない。

「これは面白そうかも」というくらいの気持が沸けば、求人内容を見てみることにした。

実際に探してみると、そういった求人は色々と出てくるものだ。

ところで、私は晩婚だ。

結婚に至るまでは色々なお見合いサービスを利用していたので、様々な事業者が運営するサービスについて、それぞれの長所や短所を自分なりに感じていた。

そういった点をアピールしていけば何とかなるかもしれないと考え、無謀にも結婚情報産業に応募してみようと考えた。

それ以外にも、家具の修理を専門で行っている工房の求人も見つけた。

私は比較的手先が器用で家具が好きなので、この業界も面白そうそうだと感じた。

幸い、この工房の求人には応募が少ないらしく、応募者全員と面接を行うという。

しかも交通費として\1000を支給してくれる。

これまで全く縁のなかった業界に40歳を過ぎて挑戦することは、狂気の沙汰だ。

完全に迷走している。

そんなことは自分でも重々承知していたが、何でもいいから前に進まなければ、自分の存在価値がなくなりそうで怖かった。

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志望動機を書き上げ、結婚情報産業と家具工房に応募してみた。

すると翌日、さっそく結婚情報産業から面接の案内が来た。

日程はその週の金曜日午前中だった。

半ば破れかぶれの気持ちだったが、メールで参加することを伝え、当日の朝、会場へ向かった。

場所は表通りから少し外れたビルで、近づくにつて、同じ会社の面接を受けるであろう数名の人が私の前を歩いていた。

後ろ姿からして、20代後半から30代前半。男女の割合は半々だ。

受付で面接に来た旨を伝えると、やや広めの会議室に通された。
指定された席に座り、軽く周囲を見渡してみる。

やはり年齢層は比較的若く、人数は約20人くらいといったところ。

そして担当者が部屋に入ってきて、全員の履歴書と職務経歴書を回収していった。

さらに待つこと15分。
会社説明を兼ねたビデオを20分ほど見せられた後、5名ほどのグループごとに集団面接会のような形式で面接が始まった。

比較的若い子などは緊張していたようだったが、半ばヤケ気味の私は殆ど緊張することなく、淡々と面接官からの質問に回答した。

そして30分くらいのグループ面接が終わり、簡単なアンケートを記入して帰路に付いた。

結婚情報産業の面接を受けてみた感想は、この企業には大して魅力を感じなかったというのが本音だ。

大手と言われるこの企業ですらこうなのだから、この業界は私には合っていないのだろう。

平日だったため大切な塾のアルバイトを休んでまで面接に参加したので少々ガッカリだったが、自分に向いていなかったことを知ることができただけでも収穫だったのかもしれない。

後日、不採用の連絡が来た。
まあ、こんなものだろう。

お互い、合わないと感じたわけだ。
なぜか不採用に納得してしまった。

この面接であらためて感じたのは、就職活動するにあたって、他の応募者はひどく優秀に見える。
でもそんなことはなく、実際は大したことない。

明らかに矛盾があったり、本音と建前の使い分けができていなかったり、何を言いたいのかハッキリしないような志望理由の人が殆どだ。

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それくらいの感じで採用試験に臨めばちょうどよい。

また就職活動は恋愛とよく似ており、「縁」が大事なのだと思う。

合理的な説明はできないが、内定が出た企業と自分とは何かしらの「縁」でつながっているのではないだろうか。

そんななか、前述の家具工房から面接の案内が来ていた。

◆ 転職回顧録-75へ続く↓↓

やけくその再就職。家具工房の面接を受けた結果...【転職回顧録-75】
面接してくれたのは社長だ。社長さんはこう言った。「うちは職人が多く、言葉遣いも荒い。この経歴ではその環境に馴染むことは難しいかもしれない。」
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