Cafe de 無職

~40代、50代の無職が集う場所~

転職回顧録-29

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遂に座学の期間が終わり、これからOJTが始まる。

これでやっと仕事らしくなってくるというものだ。

普段の仕事は、オフィス内作業と外出しての作業の半々だが、今後は外出して仕事する比重が多くなるらしい。
OJTもそれを想定した内容となる予定だ。

外出する作業とは、要は客先回りのことだ。
外回りには二種類あり、既存のお客さんのフォローと新規顧客獲得のためのアプローチだ。

仕事に慣れてくれば一人で行くことになるが、OJTという見習い期間は先輩社員に同行だ。
この日は私にとっての初の客先回り。
実は私、これまでこういった仕事はしたことがなかったのでやや緊張した。


とはいえ、仕事をするうえで外部の人間と接したことがないということはまずない。打ち合わせなり視察なりでそれなりの経験はある。
あとは、どんな内容をどのような流れで話すのかを学ぼうと考えていた。

その日は都内の客先を4、5箇所回った。
先輩が事前にアポイントをとってくれていたおかげで計画通りに予定をこなすことができた。

私のOJTを担当してくれる先輩社員は私よりも一回り年下の男性だ。もちろん、こうなることは予想しており、その覚悟を持っていた。
おそらく彼もやりにくかったと思うが、年上の私に一定の配慮をしてくれてありがたかった。
初日の感想として、特に緊張したわけでもないし、これなら少しづつ慣れていけば私にも十分にできそうだと感じた。

むしろ、この先輩社員のセールストークには少し疑問を感じる点があった。
それは既存のお客さんに対して「ここはなにをしている会社なんですか」と話していたことだ。幸いにもこれが原因で怒られることはなかったが、私がもし先方の担当者なら不快な思いをしているかもしれない。
これはさすがにまずいだろうと思ったが、私は新入社員という立場もあったため指摘はできなかった。

次の客先への道中や休憩で入った喫茶店などで、疑問に思ったことを先輩社員に教えてもらい、徐々に知識を増やしていく。まだまだ専門知識が不足しているが、そこはこれからの勉強次第だ。

そのとき私が一番不安に思っていたのは、客先からイレギュラーな質問を受けた時の対応方法だ。
今はまだ一緒にいる先輩社員のフォローを受けることができるが、独り立ちしてからはそうはいかない。これを解決するのがまさに経験値というものなのかもしれない。
今のうちによく質問される内容をメモして自分なりのQ&Aを作ったりしていた。
そして翌日も、一日をほぼ外回りに費やすOJTが続いていくのであった。(回顧録-30へ続く)

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