また無職に逆戻り。これからどうなる…【転職回顧録-8】

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ついに迎えた退職日。
まさか倒産が理由で会社を辞めることになるとは思いもしなかった。

こんな経験はそうそうできるものではないが、できるものならしたくはない。
どう表現したらいいか分からない複雑な気持ちで私は家路についた。

40代無職男とその妻は、退職日をどう過ごしたのか?

今回はそんなお話です。

そして退職日

この日が来るのは長いようで短かった。

私は早期退職することにしたが、残務処理のためにもう少しだけ会社に残る人もいる。
その人たちのためにも十分な引継ぎを行った。

担当してきた仕事の状況や、私が作った作業自動化ツールやDBの使い方を書類や口頭で説明してきた。

一通りのことは伝えたので、もうやり残したことはない。

その後、同時期に退職する人たちと一緒にお昼ご飯を食べに行き、夕方前に会社を後にした。
毎朝通っていたこの道から見える景色も、今日で見納めだ。

特に、小さな公園の脇を通りながら都心のビル群を眺めるのが好きだったのに…

無性に切なくなってきた。

思い返せば、この会社では本当に色々なことがあった。
それでもなんとか、同僚と協力して乗り越えてきた。

会社の設立年数が浅かったということもあり、当初は業務を手探りで行ったこともあったし、誰もが知っている大企業と仕事をしたり、これまでにない充実感もあった。

また、このまま定年まで勤めあげようとも思っていたし、妻もそんな私の将来性を信じていた。

しかし、現実は残酷だった。
こともあろうに「倒産」という最悪の結末を迎えてしまったのだ。

そんなことを考えながら、会社から最寄り駅までの道のりを歩いていた。

さて、これからどうしようか。

今後の悩みは数えきれないほどあるが、なかでも最も気にかかるのが当面の生活費だ。

幸い、今回の退職は会社都合のため、失業給付金は即日支給される。
また退職金も少し上積みして振り込まれるので不幸中の幸いと言ったところだ。

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無職から妻へのささやかなプレゼント

妻にはこれからお金のことで迷惑をかけることになる。

そこで、せめてもの気持ちとしてピアスをプレゼントすることにした。

はたしてこのプレゼントは、謝罪の意味なのか、それとも、一緒に生活を支えていくための激励の意味なのか…。よく分からなくなってしまったが、とりあえず何かを贈らなければならない気がした。

どうせ買うなら、安物よりはちょっと値が張るものがいい。
予算としては、諭吉さん三人分くらいのものにして、包装も少し豪華なものにしてもらった。

そして家に到着して玄関のドアを開けると、妻が「お疲れさま」と労いの言葉をかけてくれた。

彼女の表情は思いのほか明るかった。
きっと私のことを気遣ってくれているのだろう。

妻はこんな無職男にも優しかった。

そのあと、私の慰労と激励を兼ねて二人で食事に出かけた。

この日だけは、悲観的なことは話題にしない代わりに、新婚旅行先での出来事など、なるべく楽しい思い出を話すようにした。

そして、頃合いを見計らって、感謝の言葉とともにさっき買ってきたピアスをプレゼントすると予想以上に喜んでくれた。

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頑張って奮発した甲斐があった。

この日は退職という一大イベントだったが、プレゼントを渡して少しだけ豪勢な外食をした以外は、普段とおりの一日を過ごした。

そうすることで、かえって気持ちを落ちかせることができた。

嵐の前の静けさといったところだろうか…

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◆ 転職回顧録-9へ続く↓↓

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