【転職回顧録-8】そして迎えた退職日

ついに迎えた退職日。

この日が来るのは長いようで短かった。

残務処理のために会社に残る人達には十分な引継ぎを行った。

今まで担当してきた仕事の進捗状況や、私が作った作業効率化ツールやDBツールの使い方も書類と口頭で説明してきた。

一通りのことは伝え、もう何もやり残したことはない。

スポンサーリンク

私と同時期に退職する人たちと一緒にお昼過ぎに会社を後にした。もうこれでここに来ることはないと思うと、切なくなった。

ここでは色々なことがあった。

会社自体が設立が浅かったということもあり、最初は手探りで業務を行ったことも多々あった。

それでもなんとか他の人たちと協力し、なんとか乗り越えてきた。

小さな企業や大きな企業までいろいろなところと仕事をして、充実感もあった。

大企業に成長するとは思わないまでも、このまま順調に定年まで勤めあげようとも思った。妻もそんな私の将来性を信じた。

でも現実は違った。

スポンサーリンク

幸いにもこの退職は会社都合のため、失業給付金は即日支給される。

また退職金も少し上積みして振り込まれる。非常にありがたい。

「このお金を活きた金にしなければ。」そう心に誓って、帰路についた。

家に着くと、妻がお疲れさまと労いの言葉をかけてくれた。

そのあと、二人でご飯を食べに行き、色々なことを話した。

この日だけは、これからのこととか、悲観的なこととか、そんなことは話題にしないようにした。新婚旅行先での出来事など、なるべく楽しい思い出をはなすようにした。

退職という一大イベントの日だったが、普段より少しだけ豪勢な外食をした以外は、いつもとおりの一日を過ごせたことで、かえって心を落ち着かせることができた。(回顧録-9に続く)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする