【転職回顧録-94】そして私は・・・辞めてやる!

私は決心した。
もうこんな会社で神経をすり減らしながら仕事をするのはやめることにした。

それにしても妻には随分悪いことをした。
ここの内定が決まった時、とても喜んでくれた。
私の決意はそれを裏切ることに外ならない。

色々な手続きがあるだろうが、まずは義両親に伝えることにした。
妻と一緒に家に訪問し、今の現状を伝えた。
パワハラを受けていること、このままだと精神のバランスを崩しかねないこと。

そして言われた言葉はこうだった。
「どこにでもそんな上司はいる」
「せっかく転職したと思ったらすぐに退職を繰り返し、こちらも疲れた。もう娘とは別れてほしい」

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どれも予想していた言葉だ。
私は謝罪するしか方法はなかった。
結局、会社を辞めることを伝えて帰宅した。

退職には大きなエネルギーが必要となる。
最も大変なのは、職場に辞意を伝えることだ。

辞意を固めて数日、社長が来る日を狙っていた。
会社を辞めることを直接、口頭で伝えようと考えていたからだ。

そして、その日はふいに訪れた。
やっと二人になれそうな時間があったので、相談があると言って別室に誘い出すことに成功した。

もともと世間話をするほど仲良くなかったので、単刀直入に辞めることを切り出した。
私のことを嫌っている社長ではあったが、さすがに驚いた様子だった。

そして、こう言った。
「急に辞めたいと思うほど無理難題は言った覚えはないがな・・・」
「お前がこれまで何回も転職をしている理由が分かった気がする」

もうたくさんだ。
無理難題というよりお前が理不尽すぎるんだ。
私が転職を繰り返した理由なんてお前に分かるはずはない。
こんな声がのどまで出かかっていた。

そして部屋に戻ると、社長がいきなり、私が辞めることをみんなに告げはじめた。
さっきの今でいきなり?
やはり、この人はどこかおかしい。私の常識からは考えられない。

まあ、いいか。遅かれ早かれ分かることだし、私の口から言うのが省けたわけだ。
そして、退職日は3週間後となった。
短期間ではあるが、お世話になった関係者にも挨拶をした。
みんな驚いていた。

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なかよくしてもらった熊さんにはあらかじめ伝えていたが、やはり寂しいと電話で告げられた。つらい職場だっただけに、仲の良かった人と別れるのは余計につらい。

色々と煩雑な手続きがあったが、ネットや本で調べながら、ほとんど自分で行った。
入社時の必要手続きもやはり自分でやった。最初から最後までこれは変わらない。
妙な組織だ。

そこから3週間、長いようで短かった。
俺は一体、ここで何をしたかったのだろう。
最初は色々な改革をしようと意気込んでいたが、それは敵わなかった。
ここは伏魔殿だった。

やがて、最終日を迎えた。
特に感慨深いわけではないが、少し、寂しくなった。
これでまた無職になることに対して思うところがあったからだ。(回顧録-95に続く)

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コメント

  1. より:

    分かります。
    私も転職先でのイジメ?パワハラ?で短期離職した経験がありますので。

    家族に窮状を伝えても理解してもらえませんよね。
    私も言われました。
    『新参者には風当たりが強いのは当然だ』『我慢すれば慣れる』
    でもそうなる前に精神壊したら誰が責任とってくれるのかって考えたら…

    自分自身の限界は、自分しか分かりませんからね。
    心が壊れる前に退職されてよかったと思います。

    でも他人から見たら甘えなんでしょうね。

    • middle-man middle-man より:

      >m様

      コメントありがとうございます。
      mさんもつらい経験をなさったのですね。
      いじめやパワハラが精神的にどれほどダメージを与えるかは被害者本人にしか分からいものですよね。
      私は退職してしまいましたので、これからどうしようか、色々と思案しているところです。

  2. ぽて より:

    辛い決断でしたね。。
    どこにもそういう上司はいる、とか
    みんな我慢してはたらいているんだ、とか
    所詮他人には分からないですよね。。

    • middle-man middle-man より:

      >ぽて様
      コメントありがとうございます。
      パワハラは最低ですよね。
      他人には理解されないことは確かに多いです。
      精神的に壊れてしまう前にそこを去ることが一番ですね。