無職が挑んだ最終面接。その驚きの内容【転職回顧録-倒産編5/8】

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ここまでのおさらいと今回のお話

まさかの一次面接突破!

書類選考不通過の日々が続いていただけに、これほど嬉しいことはなかった。

しかし、次の最終面接がダメならまた無職に逆戻りだ。これがダメになれば、そのダメージは計り知れない。

きっとしばらく立ち直れないだろう。

そう考えた私は、考えられる全ての想定をして最終面接の準備を行った。

しかし、この面接は予想もしていなかった展開となる。まさかそう来るとは考えてもみなかった。

はたして私は、この試練を乗り切ることができるのか?

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決戦の最終面接

最終面接の当日。

その日は朝から落ち着かなかった。

本番まではまだ3時間以上もある。

家にいてもソワソワしてしまうだけなので早めに家を出ることにした。

会社の最寄り駅の二駅前で下車。その駅の近くにある喫茶店で煙草を吸いながら、面接対策のために準備してきた書類に目を通す。

しかし緊張のためか、内容がなかなか頭に入ってこない。

そうこうしているうちに面接時間30分前になった。
不安が頭をよぎるが、それを無理やり抑え込むようにして『やるしかない!』という自分を奮い立たせて店を出た。

会社に到着したのは指定された時間の10分前。

入り口のインターホンで面接に来たことを告げると、前回と同じ女性が部屋まで案内してくれた。

実は、この『お待ちしておりました』の一言が最も緊張する。
最後の戦いのベルが慣らされたような気がするからだ。

緊張の面持ちで面接室に待機していると、やがて三名の面接官が入室してきた。

そのうち二名は前回と同じ面接官で、もう一名は見たことのない人。
おそらくはこの人が会社のトップなのだろう。

比較的穏やかな雰囲気のなか、面接は進められた。内容は前回の簡単なおさらいと雑談。

『趣味はなにか』

『休日の過ごし方』

『携帯電話は使いこなせるか』

『これまでどんな仕事をしてきたか』

あまり特徴的な内容は質問されなかったが、この趣旨はきっと、会話のやり取りが普通にできるかどうかをチェックしていたと思われる。

日本人なら、日常会話が当たり前にやり取りできるのは当然かもしれないが、実際はそうでもない。

これまで何度か転職して分かったことだが、ちょっとした雑談でも会話が噛み合わないひとは結構多い。

もちろん、日本語としてのやり取りはできるのだが、冗談が通じなかったり空気感がおかしかったり、円滑な意思疎通ができない人は結構いるからだ。

笑うところは笑う。これができれば問題ないと思う。

面接は終盤戦に突入。

面接も終盤に差し掛かった。

ここまでは無難に受け答えすることができ、大きなミスもない。

面接官に悟られないよう、表情を崩さないまま心の中で安堵していると、ここでまさかの一言。

『では、課題を出したいと思います。期限は今週中です』

課題は全く想定していなかったので、これにはかなり戸惑った。

内容自体は、やってできなくはないものだと思ったが、いかんせん分量が多くリサーチも必要だった。

しかし、ここまできたらやるしかない!

帰路は一服することなく、すぐに本屋に立ち寄って参考になりそうな本を購入した。

帰宅後すぐに課題に取り組んでみたが、これが結構、骨の折れる内容だった。

しかも期限は今週中だ。この時点であと二日しかなかった。

お茶を濁して提出することもできたが、ここでしっかりしたものを作りこめば、逆にチャンスにつながる。

そこからは、ほぼ丸二日間、文章構成を何度も推敲したり、誤字脱字などのチェックを繰り返してなんとか仕上げることができた。

そして祈るような気持ちでメールで提出した。

それからというもの、合否の結果が気になってしょうがなかった。

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落ち着かない日々

何をやっても合否が気になってソワソワしてしまう。

気に病んでも仕方がないことだと分かってはいるが、マイナスな気持ちが頭をもたげてくる。

大学受験のときと同じような気分だが、あの時は数学がメインだったので、正解かどうかはハッキリしている。

しかし、今回はそういう類のものではない。
どちらかというと小論文に近い。結論は人によって異なる。

こういった場合、導き出した結論の内容にはそれほど重きは置かれない。
むしろ、その過程が論理的であるかどうかが問われる。

たとえるなら、A→B、B→C、だからA→Cという感じ。

幸い、私は大学院でこうした論理的に結論を導き出すトレーニングを受けていたので、その点には自信があった。

しかしそれでも、それを十分に反映することができたかどうか不安が残った。

せっかく時間をかけてここまで来たのに、ここで失敗したらそのダメージは計り知れない。

もしそうなら、しばらくは立ち直れないかもしれない。

そして実家に出戻ることも考えていた。

『もしここがダメなら、また一からやり直しか…』

そんな気持ちで、翌日もその翌日もハローワークに足を運んだ。

課題提出から三日が経過。先方からは特に何の連絡もなかった。

半ば諦めの気持ちになりながらも、いつものようにハローワークで求人検索をしていた。

結局、その日もめぼしい収穫はなかった。

合否の連絡が来ないこともあり、私はこれ以上ないほど落ち込んでいた。

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◆ 転職回顧録-倒産編6/8へ続く

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