病院にて

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マーボ豆腐定食に顔を突っ込んだ(おまけの回答。新入社員の悲劇はこうして起きた。 参照)。
私はこの大惨事をマーボ事件と名付けることにした。
そういえば、暗黒の営業マン時代やパワハラ時代にも色々な出来事があった。
今回のマーボ事件は、そういった一連の出来事にまた一つ花を添えることとなった。
この事件から一晩たち、ひと眠りしたおかげで体力は回復したが、メンタル的には少し弱っていた。そこでその翌日は会社を休むことにした。
仕事なんかより自分の体調の方が大事なのだ。仕事は少したまっているが、そんなのはもうどうでもいい。
むしろ、意識を失うという初めての経験をして、自分の健康状態のほうが心配になった。そこで、近所の病院で診察を受けることにした。
診断の結果
その病院は通勤途中にある小さな個人病院だ。自分がまさかその病院に行くことになるとは思いもしなかった。
予約なしで行ったので小一時間ほど待たされた。診察室で先生に症状を説明し、かんたんな触診を受けた。
すると、『おそらく問題はないだろうが、検査はしておいたほうが良い。もう少し大きな病院で診察を受けてきてください。』と言われ、紹介状を書いてもらうことになった。
紹介された病院はこの辺りで最も大きな病院だ。私は紹介状を持って診察を受けに行った。
大きな総合病院だけあって診察の順番待ちの人も多い。そのほとんどが老人だ。その中に混じって私も椅子に座り、大人しく順番を待っていると、やがて私の名前が呼ばれた。
紹介状を渡して、あらためて簡単な診察を受けた。
そして先生に言われたことは、『脳梗塞の前兆の場合もあるから、一度CTスキャンを撮影しましょう』

ビビりながらCTの順番待ちをしている間、脳梗塞の前兆についてスマホで調べてみた。
すると確かに、いくつか該当することがある。
もしこれが本当に脳梗塞の前兆ならば、その数週間後に発症する可能性が高いそうだ。

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ぶわっと冷や汗が出る。
今までそんなものとは無縁と思っていた…。脳梗塞になると身体のマヒして歩行などの日常生活に支障がでる。
本当にそうなったら笑うに笑えない。
もし夜中に脳梗塞を発症してしまったら、一人暮らしの私は誰にも気づかれずヒッソリと息を引き取ってしまうのではないか…?
考えれば考えるほど恐ろしい。
やがて、検査室に入って診察台に横たわったまま大きなアーチ状の機械に頭部を入れられ、様々な角度から撮影を開始。時間にして20分くらいだろうか。
ホッと一息
やがて撮影した画像を見ながら再度、先生の話を聞くことになった。
その結果は『所見なし』
つまり異常なしと言うことだった。
ホッと一安心。何事もなく本当に良かった!
診断結果としては、ストレスと体調不良が一時的に重なったのが原因だろうということだった。たしかにストレスには思い当たるふしがある。
ところで、マーボ事件があってからというもの、自分の身の振り方を考え直さなければならないかも…と考えるようになった。
人間関係はそこまで悪くないが、仕事の進め方に大きな問題がある。それが大きなストレスの原因になっていた。
最初こそ順調な滑り出しを見せていたが、徐々に雲行きが怪しくなってきた。
しかし、ここを辞めたらもう再就職は無理だろう。
そして私自身、会社で働くことに絶望的に向いていないようなので、再就職するつもりもまったくない。じゃあ、そんな状態でどうやって生活するのか?
色んな考えが頭を巡り、思考がグチャグチャになってしまう。
私が最終的にどんな結論を下すのか、まだまだ時間がかかりそうだ。しかしまずは、このストレスとどのようにうまく付き合っていくかということが喫緊の課題だ。
やっと奇跡的に再就職を果たすことができた。
しかし今の私の状態は、パワハラ会社で思い悩んでいた昔の私に逆戻りしてしまったような気がしてならない。
前途多難な人生はまだまだ続きそうだ。
私の転落人生はここから始まった。

少なくともまともな会社ではないと思います。