私の病的な癖
唐突だが、契約社員の底辺サラリーマンな私には妙な癖がある。
それは夜寝るときに、腕時計を付けることだ。
なぜこんなことをするようになったのか?その経緯はこうだ。
ここ数ヶ月の間、1時、3時、4時の3回ほど就寝中に目が覚めてしまうようになってしまった。
これはおそらく、仕事のストレスやプレッシャーが大きく関係していると思う。
目が覚めてしまった時、私は決まって布団の中で腕時計を見る。
そして、『まだ~時間は仕事に行かなくてもいい』と安堵する。
このささやかな安心感を得るために、私は腕時計を付けて就寝している。少し病んでいるのかな…
わずかな期待
この日も私は腕時計をしたまま眠り、ふいに目が覚めることを何度か繰り返しながら起床した。
そして仕事のことを考えて憂鬱な気分になりながらも出勤の準備に取り掛かる。
30分ほどで身支度を整え、家から15分ほど歩いて最寄り駅に到着。
そこから通勤電車に揺られながら二回ほど乗り継ぐ。時間にして約1時間半の通勤だ。
今日も会社に着いてしまった…
『会社に着いてしまった』というのは表現として少しおかしい気もするが、これが私の正直な感想だ。
重たい足を引きずってデスクに座り、メールチェックを終わらせた後、書類の作成に取り掛かった。
ふと気付くと、目の前の席でマネージャーさんとリーダーさんがなにやら賑やかに話している。
普段はあまり見ないその光景を不思議に思ていると、リーダーさんが書類を私に持ってきた。
リーダーさんが手にしていたその書類は履歴書だった。
どうやらここ数か月の間、ハローワークに求人を出していたらしく、10名くらいの応募があったらしい。
その人選にあたり転職経験が豊富な私の意見を聞いてみたいということだった。
どれもなかなか個性的な経歴の持ち主だ。なかには有名大学を卒業した後、私のように数社を転々としてきた人もいる。
世の中には似たような人がいるものだ。
そしてもっと驚いたのは、60代前の人からも応募があったこと。みんな一生懸命なのだ
しかし、この年代の応募者に限って、宛名書きから履歴書までかなり適当だ。手書きはしょうがないとして、書きなぐったような文字が目に飛び込んでくる。
この世代の就職活動はきっとそれでもよかったのだろうが、今はもうそれが通用する時代ではなくなったのだ。
この辺りの年齢層を境に、応募書類に関する世代間ギャップがかなり大きいように思う。
さて、気になるのは、新入社員がどこに配属されるかということ。
なんとそれは私のチーム。つまり私に後輩ができるかもしれない!
無職だった昔の自分を見ているようだった
そんな華々しい経歴を持った人たちの履歴書を見ていると、『ここよりもいい条件の会社はたくさんあっただろうに…ほかの会社に応募した方がいいんじゃないのか?』と思う。
本当に安月給のこの会社でいいのか聞いてみたい。問い詰めてみたい。
結局、マネージャーさんとリーダーさんの話し合いにより数名の書類選考通過者が決定した。
どうやら英語力が大きな判断基準になったようだ。
それならばなぜ、英語力ゼロの私がこの会社で働いているか全く分からない。
今思えば、英語ができない私を書類選考で落としておいてくれれば今こんなに苦悩していないのに…
そしてこの一週間後、面接が行われて二名に絞り込まれた。さらに選考は進み、二次面接を経てトントン拍子に1名の内定者が決定した。
その人は30代前半の女性で、事務職の経験が豊富らしい。
もっと待遇のいい会社があるなか、わざわざウチに来るのには何か特別な理由があるのではないかと勘繰ってしまったが、まあ、色々な事情があるのだろう。
無職生活が嫌になり、なかばヤケ気味で入社した私もその一人だ。
新入社員の初社日を迎えて
彼女の内定から初出社日までは2週間だった。随分短いような気もするが、それは会社によってまちまちなのかもしれない。
きっとあっという間の二週間だったことだろう。
初出社を迎えた新入社員はかなり緊張していると思うが、実は迎え入れるこちら側もドキドキしている。
とりわけ私は彼女と仕事で深く関わることになるし、入社数か月の私が色々と指導しなければいけない。
私自身、まだ業務に慣れているわけではないので、人に教えられるほどの知識量がない。はたして、先輩としての役目を果たせるかどうか心配になってくる。
私の初出社の時とは違い、この日はチーム全員が揃っていた。
参考記事
お互いが緊張の面持ちで挨拶を済ませてから、いよいよ仕事開始だ。
デスクは私の隣。
PCのセットアップなど諸々の設定を済ませた後、午後からは会社や仕事の概要をレクチャーすることになった。
その役目はもちろん先輩である私。
この日に合わせて色々と資料を準備していた。社歴の浅い私でいいのかと思ったが、ウチのような小さな会社ではそれも仕方ない。
知っている限りの内容を簡潔にまとめた資料を作成し、一通りのことを彼女に伝えた。
とはいえ、一度説明したからと言ってそれをすぐに吸収できるはずはない。当然のことだと思う。
でも、まずは伝えることが大事だ。重要なのは、あとで見返した時に理解できるような内容にすること。それを心掛けて資料を作ったつもりだ。
内容の濃さはともかく、新入社員に多少は説明できるようになったということは、私もこの会社の社員として少しは成長できたのかもしれない。
気晴らしに、こちらもどうですか?
私の転落人生はここから始まりました
こんにちは。
夜中に目が覚めるとのこと、あれはつらいですよね。
僕は正社員だった時、目覚まし時計を裏返して寝るようにしていたのですが、
目が覚めるたびについつい見ちゃうんですよね。
「まだ〇時間」がやがて「あと〇時間」に変わっていく。
そして空が白んでくる。寝付けないとじわじわ嫌な汗かいたり。
僕は新卒で入った会社で最後となる異動があった時、踏切に近い物件に住んだのですが、
カーテンを閉め切って真っ暗にしてても、始発列車の音で時間が分かっちゃうのが
辛かったです。以降列車の音が聞こえない物件に住むようになりました。
管理職編、拝読いたしましたよ。
この職場もかなりタフな環境でしたね。Middle-Manさんは、それ以前にマネジメント
の経験はあったのですか?これが初めてだとしたら、すでにマネジメント力の素地を
備えられていたということになりますね。
さて、当方はハロワ、バイ〇ル、タ〇ンワーク、その他もろもろチェックしているのですが、
毎日検索してるため、めぼしい新着が無いんですよね。
年中募集しているのは運送会社と引っ越し会社。どちらも腰破壊&使い捨て系です。
ちなみに余計な情報だと思いますが、今年に入ってから「ハローワークインターネット
サービス」がリニューアルされて、めっちゃ使いやすくなりました。
バイト検索サイトなら当然装備している「検索条件の保存」や「キープ」が使えるように
なったのです。毎回毎回同じ情報を入力しなくて済むようになったのは画期的です。
検索結果のレイアウトは従前のままで残念極まりないんですけどね。
日課の新着チェックでヒットせず、ため息交じりに学習を開始する毎日です。
かつてのバイト先で正社員の募集をかけているのですが、不定期にチェックして
ずっと掲載されているのを密かに楽しんでます。
バイト仲間同士で、「この会社の正社員には絶対なりたくないよな。」
って陰口叩いていたのですが、採用されるのは大体身なりや挙動が怪しく、
そして脱走者が多かったのを思い出します。