弊社でもリモートワークが始まりました。でも戸惑ってます。

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リモートワークへの不安

新型コロナウイルスが猛威を振るっている。

緊急事態宣言も飛び出し、我が社も全社員をリモートワークに切り替えることになった。

うちのような小さな会社ではなかなかの英断だ。
いや、規模が小さいからこそやりやすいのかもしれない。

しかし、周りの人は本当に自宅で仕事ができるかどうか心配そうだった。

思えば東日本大震災の時もこんな感じだったが、その時は単なる自宅待機だったので、こうした勤務形態は今まで経験したことがない。

かといって通勤を続ければ感染の可能性もある。

みんな複雑な思いを抱えているようだった。

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不安は的中

出来れば移行期間を設けてほしかったが、上層部は一気にリモートワークへ舵を切った。

こんな状態だからそれは仕方ない。

でもそのおかげで、自宅からファイルサーバに接続できなかったり、必要な情報にアクセスできない事例が多発。

なぜか私のところに助けを求める電話が頻繁にかかってくるようになった。

しかし私はサーバ管理者ではないので、こうした質問は分野外なのだが…

私のリモートワーク初日はネット難民の対応で終わった。

Image by shaukingon Pixabay

こんなことが二日ほど続き、仕事はあまりはかどらなかった。

また、世間では『リモートワーク最高!』との声があちこちから聞こえてくるが、私のような入社数か月の新人には正直キツい。

たしかに、苦手な上司の顔を見なくても済むし、思っていたよりも集中することができる。自分の好きなBGMをかけながら作業もできる。

しかし、それ以上に不便な点がある。

それは、意思疎通に時間がかかる点だ。

Image by Malachi Witt on Pixabay

オフィスで色んな人と顔を突き合わせていれば、困ったときにすぐに相談することができるが、SlackやChat worksなどのメッセージベースのやり取りでは、何をするにせよカタカタとキーボードを打たなければいけない。

新人ならなおさらだ。

仕事の習熟度が低いと、リモートワーク本来の長所がそのまま弱点となってしまう。

また、上司からのメッセージやメールにビクビクしながら仕事している状態だ。
精神的にもあまりよろしくない。

結局、私が強く感じたのは、『リモートワークは仕事がやりにくい』ということだ。

電話はどうするの?

Image by Stefan Kuhnon Pixabay

私がリモートワークを嫌うもう一つの理由が電話対応だ。

今や誰もいない閑散としたオフィスにかかってくる電話は全て、新人である私の携帯に転送される。

もちろん、会社支給のスマホがあるので個人のものを仕事で使うことはないが、仕事の電話がいつかかってくるか思うと気が休まらない。

『クライアント第一主義』との方針でこうした対応がとられているが、私は内心、『電話に出るのは俺なんだぞ。他人事だからそんなこと言えるんだ』と不満で一杯だ。

幸いなことに、休日にこのスマホが鳴ることはまだないが、平日のお昼の12時過ぎにかかってくることは結構ある。こんな時間に電話してくる人の無神経ぶりにはゲンナリする。

なので私は、業務時間外の電話には一切出ないことにした。

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とはいえウイルスには勝てません

とはいえ、やはりウイルスには勝てません。

色々な不満はあるが、感染拡大につながるような行動は避けなければいけない。

ほんの数か月前にはこんな事態になるとは思いもしなかった。そして、今の状況が一ヶ月やそこらで収束するとは思えない。

よくAfter コロナなんて言葉をよく聞くが、もしかして、With コロナが常態化する気さえする。

Image by Free-Photoson Pixabay

それに、リモートワークをやってみたら案外できることに気付いた企業が、テナント料を削減するために今の働き方を継続することだって考えられる。

そんな未来の働き方に順応するため、多少の不便さはあっても今のうちに慣れておくべきなのだろう。

社会の価値観を大きくひっくり返す新型コロナウイルス、恐るべし…

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気晴らしに、こちらもどうですか?
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『弊社でもリモートワークが始まりました。でも戸惑ってます。』へのコメント

  1. 名前:田口 投稿日:2020/05/04(月) 02:26:49 ID:3c539a9c5 返信

    興味深い記事が出てたので載せていきますね。ちなみにこのテーマは1ヶ月前に友達と話題になりました。

    https://nikkan-spa.jp/1663120

  2. 名前:すずき 投稿日:2020/04/19(日) 10:07:16 ID:703570ca0 返信

    こんにちは。

    筆者の人間性や優秀さゆえに
    必要以上に周りから頼られて
    しまうのだと思います。

    きっと今の辛さや理不尽さが
    未来に繋がると思いますので
    頑張って下さい。

    我が社はリモートワークが
    出来ない業種なので
    部署ごとに交代で休みを
    とることになりました。

    今のところ休んでも有休消化もなく
    給与も100%補償してくれるので
    本当に有り難いと思っています。
    もちろん業績は落ちる一方なので
    正社員だからと安心ではありませんが。

    今後のことは不安ばかりですが
    お互い頑張りましょうね。

    • 名前:middle-man 投稿日:2020/05/02(土) 23:02:41 ID:80a9d6b8e 返信

      すずき様
      コメントありがとうございます。

      すずき様はリモートできないお仕事なんですね。
      日に日に増える感染者数に大変な思いをなさっている中、本当にお疲れ様です。

      休業補償も万全ではないなか、不透明な社会になってきました。
      お互い頑張りましょう。

  3. 名前:夢子 投稿日:2020/04/18(土) 15:39:10 ID:e4843f6f8 返信

    Middle-manさん、リモートワーク開始、おめでとうございます!
    決して、嫌みではなく日本の満員通勤電車事情を考えると全ての会社がデスクワーク従業員に対して一日でも早く開始する必要があると思います。

    リモートワーク開始後間もないので色々な問題が発生しているのは当然の事ですし、Middle-manさんが経験している状況は私の職場がテレワークを開始した1か月前の状況と同じです。システムアクセスの問題、ファイルドライブ等々100%の問題解決は到達していないもののオフィス環境時の80%の快適さは図れるようになりました。

    テレワーク開始にあたっては、Middle-manさんが指摘する:
    ー移行期間を設ける
    ー業務トレーニング方法
    の2点を解決するすれば、働き方改革にも繋がりますよね。

    「リモートワークをやってみたら案外できることに気付いた企業が、テナント料を削減するために今の働き方を継続することだって考えられる」ーー同感です。実際、この1か月で自宅でテレワークの為に費やした私の自宅の光熱費は、企業から見ると固定費の削減に繋がります。

    更に、この1か月のテレワーク期間中に感じた事があります。それは、同僚や上司の存在を気にしない環境で働く事の精神的負担の軽減です。私は仕事に行くのが嫌で嫌でしょうがなかったので働くこと自体が嫌いなダメ人間と感じ始めていたのですが、本当の理由は職場という集団に精神的疲弊を感じていたのではと思う今日この頃です。私たちHSP傾向の強い性格は、相手の気持ちが分かりすぎる、自己の感情がはっきりしている等、集団生活は本当に毎日”生き苦しさ”の元凶なのだと。

    2か月前のちょうど今日、私は疾病休暇中でMiddle-manさんのブログに行き当たり現実を考え直す良い機会を与えられました。2週間の疾病休暇中、身体のどこからともなく職場に戻ってみようというエネルギーが出てきました。弱いエネルギーではありましたが、職場復帰には十分な力でした。職場復帰後ほどなくして、テレワーク移行体制開始、直属のスーパーバイザーの査定評価を元にしたアメリカ人上司の一方的で攻撃的な電話→何とか丸く収める事が出来ましたが、この2か月間怒涛のような日々ですが、自分だけのテレワーク空間、時間は唯一自分がコントロール可能なものです。

    Afterコロナ禍或いはwithコロナの状況かはわかりませんが、これからの時代はせめてどのような環境で働きたいか位の選択は従業員に委ねられても良いのでは無いでしょうか…。

    Middle-manさんのブログ、いつも本当に有難うございます。
    益々のブログ収益の向上、願っております。:-)

    • 名前:middle-man 投稿日:2020/04/18(土) 18:38:25 ID:2984eacb1 返信

      夢子様
      いつもコメントありがとうございます。

      既に夢子さんはリモートワーク環境で働いているので、その働き方に色々とお気づきの点が多々あると思います。
      「同僚や上司の存在を気にしない環境で働く事の精神的負担の軽減」、これはかなり大きいですよね。
      それは本当に実感しています。

      また、「集団生活は本当に毎日”生き苦しさ”の元凶」とのご意見にもすごく同感です。

      リモートワークって効率的な働き方の代名詞のように捉えられており、こうした二次的な効果もあるんですね。
      むしろ、HSP傾向にある私にとっては、効率化よりもこちらの方が大きな意味があるような気がしています。

      これからの企業は、オフィスワークかリモートワークかの就業形態を入社時に選択ができるようになっていくんでしょう。

      社会が大きく変わり始めているような気がします。