無職40代中年男はアナログに魅了された

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図書館の帰り、ふらりと本屋に寄ってみた。

目当てのものがあるわけではないが、たくさんの本に囲まれるとワクワクする。

週刊誌や文庫本コーナーをひとしきりウロウロしていると、手帳の特集コーナーの前に差し掛かった。
新年度にむかえて手帳の買い替えを考えている人や新社会人をターゲットにしたものだろう。

実は私は毎年のように購入していたものの、手帳を活用したことがなかった。
最初の一週間ほどは自分がデキるサラリーマンのように思えて気分よく使ってみるものの、それ以降は飽きて鞄に入れっぱなしになってしまう。

きっとこういう手帳を使う人は頻繁に外出する営業さんが多いのだろう。
突然の連絡があった場合はいちいちスマホを起動するより、手帳を開いたほうが早い。

そんな私だが、なぜかこの時、一つ買ってみようという気になった。

これから引っ越しや外での打ち合わせの機会も多くなるだろう。そのためのスケジュール確認にも必要になりそうだ。
それだけでなく、投稿した記事の数や、個人的な勉強の進捗把握など、毎日の記録をつけてみようかと考えた。

また、役所に提出する必要書類が職場から届いたので、これから本格的に仕事の準備が動き出すことになる。
そういったこともあり、いよいよ個人で商売をやっていくという気持ちの切り替えができそうだ。

今まではIT関連の仕事をしてきたので、デジタル人間のような気がしてきたが、こうしてアナログな手帳というのも悪くない。

他人とのやり取りにはメールなどデジタルが主流を占める現在だが、予定などは手で書くほうがより頭に残るし、仕事をしているという実感がわく。

展示されている手帳を見ていると、色々なタイプがあることに気づく。
大きいものから小さいもの、月単位や週単位のもの、色や形まで多種多様だ。

面白くなってきて、端から端までパラパラとめくりながら商品を眺めて、大きさ・色・ページ構成など私好み一冊を見つけることができた。

これならスケジュールだけでなく、ちょっとした時のアイデアメモにも使えそうだ。
せっかく買ったのだし、細かなルールなど決めずに思いついたことをどんどん書き込んでいくことにした。

当然、まだ何も書かれていない真っ白な手帳だが、今年が終わることにはこれがびっしりと埋まるくらい仕事ができていればいいなぁなどと妄想しながらそれを購入した。

1,500円とそこそこの値段だったが、こういったものは必要経費だ。
明日の昼ご飯は抜きにしこの代金を捻出しよう。

思いがけずいい買い物ができた。
さっそく明日から手帳をつけてみることにする。

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『無職40代中年男はアナログに魅了された』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2018/04/21(土) 08:12:59 ID:a6e87e2ec 返信

    環境がかわると、自分の周囲への視点もかわり、新たに発見することも多いですよね。今回のような前向きな発見なら、ウェルカムですね。

    • 名前:middle-man 投稿日:2018/04/26(木) 00:00:12 ID:2013effab 返信

      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、普段は当たり前のように思ていることも、環境次第で受け取り方が随分変わってきます。せっかくの気付きなので、これからの教訓にしていきたいですね。