嘘だらけの40代無職でも許された気がした瞬間

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嘘をつくのは心苦しい。

前職を辞めたことは、実家と義理実家以外には誰にも話していない。
嘘をつくつもりはないのだが、言い出しにくい。

苦労した末にやっと入社した会社だったのでなおさらだ。私自身、まさかこうなるとは思ってもいなかった。

知人に会うたびにこう言われる。

「新しい仕事の調子はどうだい?」

そんなとき、私は決まってこう答える。

「まだまだ分からないことだらけですが、忙しくやってますよ。」

40代無職、知人に見つかる


ところで、私の結婚式に出席してくれた人が近所に住んでいる。

その人は夕方ごろ、近所を歩く私の姿をたまに見かけるのだそうだ。

そんなときは有給休暇で平日に休みを取っているということにしているが、この言い訳は頻繁に使うことはできない。

おそろしいことだ。
変に勘繰られたりしないだろうか。

平日昼間の散歩や買い物は、なるべく裏通りを使うことにしよう…

でもやはり、嘘をつくのは心苦しい。

「本当は無職なんです。アルバイトですら断られるんです。」

本当のことを言えればどんなに楽だろう。
でもそれが言い出せない。

実家の両親からは、周りの人に相談してみろとよくいわれる。
たしかにその言い分もわかる。

でも言えない。

転職と退職を繰り返して心配をかけた挙句、この前入ったばかりの会社をまたすぐに辞めてしまったなんてとても言えないのだ。

案外、私と同じような人は多くいるのではないだろうか。

しかし、そんな私でも許されたと思う瞬間があった。

それは何気なくYoutubeで音楽を聴いていた時のこと。

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ちょっとだけ勇気づけられた

それはこんな歌詞だった。

「必死じゃない大人なんていない」

40代無職の私は一般にはダメ人間に分類される。
それは十分に自覚している。

でも、私も私なりに悩んでいる。

僅かなチャンスを掴もうと、求人に何十件と応募して行動を起こそうとしている。

転職回数が多い40代の私の場合、もう普通の企業に採用されることはないかもしれない。
おそらく、老後になっても悠々自適の生活は望めないだろう。

しかし、現状を打破するために何かをやろうとしている。

そんな私に「必死じゃない大人なんていない」という歌詞は、とてもうれしかった。

自分自身が許された気がした。
必死で生きる人の仲間に入れてもらえた気がした。

もちろん、このままでいいわけはない。

でもきっと、必死でさえいれば許されるような気がした。

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