ロースかつ定食と卑屈な40代無職

二社続けて書類選考に落ちていた。

両方とも志望度は高かっただけにガッカリだ。

応募から不合格の連絡をもらうまでは、わずか一日半だった。

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あまりに早い結果連絡。
つまり、応募したものの、検討の余地なくすぐに門前払いされたということだ。

ただ、不合格であっても連絡してくれる分、まだ良心的なのかもしれない。

妻にもそのことを報告した。非常に言いにくかった。

すると、「気分転換を兼ねて、近所にあるチェーン店のとんかつ屋でなにか食べてきたら?」と言ってクーポン券を渡してくれた。

どうせなら一緒に行こうと思ったが、彼女は仕事の都合でいけないということなので、私一人で食べに行ってきた。

卑屈になった40代無職

飲食店には久々に入った気がする。
ここ最近は外食などしていなかったので、落ち込んでいた気分が少し上がってきた。

まだ13時すぎなので、店内はあまり混んでいない。

このクーポン券を使うと、ワンコインでロースカツ定食を注文することができる。
さっそく、クーポン券を提示して、スマホを見ながら待つこと5分。

ついに注文の品がきた。
やはり店で食べるものはうまい。

理由は分からないが、家で食べるものとはどこかが違う気がする。

そこへ、現場での仕事を終えたと思われる交通誘導の警備員の人たちが入店してきて、私の斜め前の席に座った。

この猛暑の中、一日中外に立っているので真っ黒に日焼けしてる。仕事終わりの夕飯はさぞかしうまいだろう。

それに比べて私はというと大して日焼けもしておらず、Tシャツを着たただのおっさんだ。
一日中、屋内でPCのキーボードを打っているだけ。

しかし、それでも腹は一丁前に減る。

席が近いので、嫌でも彼らの話が耳に入って来る。

「~の現場は〇〇だ」など、仕事の話が中心のようだ。

きっと、仕事の愚痴などだろうが、彼らの表情を見ていると少し誇らしげだ。
私が無職だからついそう感じてしまうのかもしれない。

急に、社会に全く貢献していない自分が恥ずかしくなり、急いでご飯をかき込んだ。
注文したロースカツは端っこの一かけらが残っていた。

この辺りになると脂身だけだが、それも大急ぎで食べる。
肉の味はあまりしない。

何でもいいから働けば、この脂身もおいしく感じるようになるのかもしれない。

口の中のものをお茶で流し込み、逃げるように店を出た。

どうも卑屈になってしまいがちだ。

早くこんな精神状態から抜け出せるよう、帰宅してからもう一度求人を探そうなどと思いながら帰宅するのだった。
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