就業二日目の出来事
いや~、初日は参った。
だって、誰もいないんだもの。
とりあえず、マネージャーからのメールで指示されたとおりにお勉強で終わった日となったが、なにか物足りない。
ただ物足りないとはいえ、それしかできることはないのだが。
仕方なく読む、読む、読む。サーバー内の書類を漁ってさらに読む。
そんなことをしていたら定時になったので、さっさと帰ることにした。
仕事初日の私にこれ以上にできることはもうない。
書類の山を積まれた私
そして二日目。
さて、この日はどうなるか。またボッチか?
ドキドキの出勤だった。
会社に到着したのは昨日と同じ時刻。始業にはまだ時間があったにもかかわらず、もう既に二人ほど出勤していた。
私はオフィスに入ると少し大きめの声で『おはようございます』と挨拶してから自席に座った。
スムーズな人間関係の第一歩は挨拶から。だからこそ人一倍、挨拶には気を付けているほうだ。
私は挨拶をできない人は信用していない。
とはいえ、席に座ってPCを起動しても私にできることは何もない。
仕方なしにメーラーを立ち上げる。
難しい顔をして全く意味の分からないメールを丹念に読み込む。知らない人が見たらきっと私は忙しそうな人のように見えるだろう。
おそらく他の人が見たら、『こいつは一体、何してるんだろう?』と思われているはずだ。
これは仕事ができない新入社員あるあるだ。
そして始業時間10分前。
ついに待ちに待っていた人が出社してきた。そう、昨日、私にメールをくれたマネージャーさんだ。これで何かしらの指示を仰ぐことができる。
少なくとも、時間を持て余すようなことはないだろう。
チームマネージャー登場

Image by Gerd Altmann on Pixabay
私は最初、この人が誰だか分らなかった。しかし、チームメンバーであることは分かったので、まずは挨拶すると、『はじめまして。マネージャーの〇〇です』と自己紹介してくれた。
外見は少し気難しそうだったが、少し雑談してみたら意外にも気さくな人だということが分かったので少し安堵。
そして、私より少し年齢が上だということも分かった。
その後、場所を会議室に移して会社概要やチームの仕事内容についてレクチャーを受けることとなった。
新入社員にお決まりの、パワポ資料を見ながらの説明だ。
まあこうして教えてもらえれば大体の内容は分かる。
ただ、色んな会社で働いてきた経験から言うと、いくら資料で説明されても実際に業務を体験してみなければ自分の血肉とならない。
おそらく今後、苦しいことを経験しながら知識が身に付いていくのだろう。
この間、約1時間。
なんとなくだが、ボンヤリした内容は分かった。
そして席に戻るとマネージャーさんは私に5冊ほどの書類の山を持ってきてくれた。
なんでもこれらは、最低限必要な知識が書かれている書類だそうだ。
でもよく見てみると、全て英語・・・
英語と私
なるほど、これが第一の試練か。
彼によると、『大変だと思うが、これをクリアしてもらわないと業務になじめない』とのことだった。
仕方ないか。幸い、私は英語アレルギーではないが、苦戦することは間違いない。
落ち着いて調べれば、文法自体はそれほど難しくない。
しかし中身を読み進めていくと、専門用語があったりしてなかなか難しい。
途中で昼休憩をはさみ、さらに目を皿のようにして必死に書類と格闘すること約5時間。

Image by Free-Photos on Pixabay
定時までになんとか2冊を読み切った。
といっても中身が分かったわけではない。何とな~くボンヤリと感触がつかめただけだ。
辞書どおりの解釈をしても文章として意味の通らない単語も多い。まあ最初はこんなものだろう。
不思議なことに眠くはならなかった。これは緊張していたこともあるだろう。
そしてしばらくはこの緊張は解けそうもない。
この一週間はこれら書類の読破が目標となる。とはいえ、勉強しながら給料がもらえるなんて幸せなことだ。
まだ仕事の入り口にも立っていないが、まずはこれをとっかかりにしていかなければ!
私の転落人生はここから始まった。

お久しぶりです。
ずっと応援しながら読ませて
いただいておりました。
色々なご意見ありますが、
私も今の会社に転職して1年
仕事は頑張っておりますが
蓄積された雰囲気の悪さや
元気に挨拶しないまたは無視する
風土みたいなものに
日々うんざりしていますので、
筆者のお気持ちよく分かります。
その中でも味方?のような存在もでき
何とか頑張っていますので、
筆者にも良き理解者ができる事を
心より願っています。