【転職回顧録-外伝5】40代無職中年男。その後の奮闘記その4

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さて、【転職回顧録-外伝4】では、私の後任となるAさんの仕事ぶりを書いた。

そもそも、後から会社に入ってきた私がリーダーで、先輩であるAさんが私の後任というのも随分とおかしな話だ。
ただ、Aさんがあまりに仕事が適当だったので、こんなねじれた構造になってしまったのだ。
それだけに、本当にこの人が緻密なデータ整理を行うことができるのか疑問だ。
上司にもそのことを伝えたが、どうやらこのまま頑張ってもらうようだ。
これが人材難というやつか・・

ただ、Aさんの仕事に対する姿勢が悪いわけではない。
むしろ真面目な方だと思う。
きっとこれまで仕事でエクセルなどのオフィスソフトを使ったことがないだけなのだ(それはそれで驚きではあるが)。

しかしいつまでも愚痴ってはいられないので、引継ぎをドンドン進めることにした。
分からないところで詰まっていては先に進まないので、とりあえず最後まで作業の内容を説明する。そして、また最初からそれを繰り返す。
こんな風に何回も繰り返していれば、次第に要領をつかめてくるのではないかと考えたからだ。

確かに最初に比べれば多少はマシになったものの、劇的な向上は見られなかった。
時間がないのだからこれは仕方ないのかもしれない。



そして、引継ぎ後、初の本番。私がいつもやっている仕事のデータ集計を行うことになった。
この結果は実際にクライアントへの納品物のひとつとなる。

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もちろんAさん一人で作業を行うことはあまりに不安なので、私もそばで一緒に作業を行った。
期間としては大体3~4日ほどかけて行う。

一日目。
Aさんは余裕の表情だった。
なにせ隣には私がいるし、数日間の時間的余裕もあるからだ。

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二日目。
少々焦りが出てきたものの、まだまだ余裕そうだった。
ペースが遅いと感じたが、そこはあまり強調せず、いつまでにどれくらい仕上げていないといけないかの目安を口にするにとどめた。

三日目。
想定外の事態が起きた。
なんとAさんが仕事を休んだのだ!
奥さんが寝込んだのでその看病のためらしい。奥さんの看病と言われればこちらとしては何も言えないけれど。。
これに焦ったのが私だ。なにせ、期限まであと一日、よくて二日しかない。にもかかわらず作業はさほど進んでいない。
しょうがなく、一心不乱でブツを仕上げ、なんとか間に合わせることができた。

四日目。
Aさんが平謝りで出社してきた。
一応、表面上はAさんに「奥さん大丈夫だったんですか?」とは言った。
しかし私は内心、こう考えていた。
「慣れない仕事のうえ、期日が迫り憂鬱な気分になったので逃げたのではないか」

色々とあったが、これ一通りの引継ぎは終わった。
あとは細々としたものがあるが、そんなものは数日あればすぐに伝達できる。

それにしても、本当にこの人で大丈夫か不安が尽きない。
次回以降の作業の段階では、もう私は会社にいないのだ。
同じ作業内容は上司にも伝えているのだが、上司にはもっと他の仕事があるのだから、細かい作業のやり方までは把握できないだろう。
ここからは本当にAさん頼みなのだ。

私が退職してもAさんから質問の電話がかかってこないことを祈るばかりだ。

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