ついに恐れていた事態が!退職した会社からの電話【転職回顧録-外伝6/7】

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あらすじ

またしても無職生活に突入。

もう妻も呆れている。義実家もカンカンだ。

そしておそらく、私の再就職は絶望的だろう。

半ば自暴自棄になっていた。

そんな私にかかってきた一本の電話とは?

40代無職にかかってきた電話

ちょっと感傷的になっていた私だったが、そんな気持ちも少し落ち着き、自宅でPC作業をしていると、一本の電話がかかってきた。

こんな暇な無職に電話をかけてくる相手は大体見当はつく。

おそらくあの人だろう…

そして、その用件もなんとな~くは予想はついている。

スマホをのぞいてみると、やはりあの人からの着信。

私の後任であるAさん(【転職回顧録-外伝5/7】を参照)からだった。

とりあえず電話に出てみる。

電話の用件は、やはり仕事のことだった。

データ集計のやり方のやり方が分からなくなったので教えてほしいという内容だった。

仕事の肝となる大事な作業だったので、2、3回ほど繰り返し一緒にやったはずだが…

教えてもらった記憶はあるものの、肝心のやり方が頭からスッポリと抜けてしまったらしい。

作業は特殊なツールを使うので、電話口ではうまく説明しきれなかった。

結局、30分くらい説明してみたが、埒が明かない。

そこで仕方なく、会社の近くにある喫茶店まで私が出向き、そこで説明することになった。

本来なら、業務委託というかたちで会社からお金をもらいたいところだ。

しかし、退職した私にヘルプを求めたことは上司に言いにくかったらしく、今回の件は内密にしておいてほしいと懇願された。

会社から正式な依頼を受けての出張レッスンならば構わないが、個人的な依頼はこれが最後ということを条件に渋々引き受けた。

そして、私を拘束した時間分のお金はAさんが自腹を切ることになった。

要は個人的なレッスンということになるのだが、なんだか不健全だ。

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40代無職男の出張レッスン

ということで昼から都心に出向き、「個人出張」レッスンをしてきた。

どこが分からなくなったかを確認してみると、やはり、私がエクセルで作ったツールの使い方だった。

結局、どのようなリストの、どのセルを参照していて、どのように処理して~など最初からレクチャーした。

教えていると、Aさんも段々と思い出してきたようだった。

やはり、電話口よりも、こうして一緒にPCの画面を見ながら説明するほうが断然やりやすい。

これくらいなら周りに聞けば分かりそうなものだが、どうやらAさんのプライドがそれを許さなかったらしい。

プライドを持つのは大事な事だが、高すぎるプライドはかえって仕事の邪魔になる好例だ。

結局、この「個人出張」レッスンは2時間ほどで終わった。

それにしても、これでよく仕事が回っているなあというのが本音だ。

それでもなんとかうまくやっているということは、組織から誰かが抜けたとしても、仕事なんていうものは案外うまくいくものなのだ。

その人の替えはたくさんいるのだ。きっとどこの会社でもそれは同じで、仕事とはそういうものなのだと実感した。

帰り道、休憩がてら喫茶店に寄った。その店はチェーン店でコーヒーが安い。

臨時収入もあったことだし、ケーキセットで一息ついた。

ふと周りを見渡すと、スーツ姿で電話している人やノートパソコンをカタカタしている人がたくさんいる。

きっと外回りの営業さんなのだろう。バリバリと仕事をしている。こういう仕事している人達を見ると、少し焦る。

私も営業で外回りしているとき、たびたびサボって喫茶店で仮眠していたことがある。

もちろん熟睡はできなかったが。

いい歳した中年無職が仕事もせず、日中にケーキセットを食べながらボーっとしている。

そんな社会不適合者である私と、真面目に働いている社会人を比較すると、どうしても卑屈になってしまう。

まあ、仕方ない。私は自分一人の力でお金を稼ごうと決めたのだ。

急な電話で思いがけず仕事することになったが、それがかえって私によい気分転換の機会を与えてくれた。

もう前へ進むしかない。

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◆ 転職回顧録-外伝7/7 ※最終回へ続く↓↓

パワハラで辞めた会社の同僚である熊さん。彼は今、何をしているのか?

無職40代男の唯一の友人、その後。【転職回顧録-外伝-7/7 ※最終回】
私が会社を辞めてからしばらくの間は彼からの連絡はなかったし、こちらからもメールしたりすることはなく、時間だけが過ぎていった。
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