一世一代の重大な決心【転職回顧録-外伝2/7】

アルバイトが始まる前は職場環境や仕事内容に若干の不安を抱えていた。

しかし、実際に働いてみるとそうした心配は杞憂だった。

そしてついに迎えた初給料日。

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思ったよりも少ない金額だったが、それでも無職でいるよりは余程いい。

自分の人生がまた輝きを取り戻しはじめたように見えた。

『もしかしてまたやり直せるかもしれない!』

そんな希望が見えた気がした。

そして私はある日、思いがけず大役を任せられることになる。

アルバイトは順調そのもの

経験でのアルバイトということもあり、業務にはスムーズになじむことができた。

そんななか、私の指導係でもあるリーダーの男性が部署移動となった。そこで、次期リーダーとして私に白羽の矢がたった。

定例会議の場で初めてその話を聞かされたので、全くの寝耳に水だった。

そして、まだ入社して間もない私がリーダーとなることには若干の戸惑いもあった。

しかし、このままいけば契約社員や社員登用につながる可能性もあると伝えられていたので、ありがたくリーダー職を拝命することにした。

Image by aymane jdidi on Pixabay

今までは、一作業員として単純作業に徹していたが、リーダーとなるとそういうわもいかない。

『先を見通して、一歩先の仕事のことを考えていかなければ…』と意気込む私。

そしてリーダーの引継ぎを受けていくにつれて、想像していた以上にやることが盛りだくさんであることが分かった。

ただ、引継ぎの時間が極端に短い。

おそらく、見切り発車的に引継ぎは終わってしまうだろう。それ以降は電話で聞きながらやるしかない。

その見事に予想は的中した。

業務の全体像と大まかな内容だけが伝達され、あとは適宜、質問や相談という形で電話連絡しながら私が後任を任されることになった。

多少の不安を抱えつつも、なんとか仕事をこなし、気が付けば一ヶ月ほど経っていた。

出たとこ勝負でここまで来たものの、大分仕事にも慣れた。

感想としては、一日が過ぎるのがとても早い。朝はチームで一番早く出社し、気が付くともう終業時刻だ。

元無職の中年アルバイトリーダーとして

そんなこんなでリーダー視点からメンバーの仕事ぶりを見ていると、なかなかクセの強い人ばかりであることがわかった。

一人は仕事が早いものの融通が全く利かないし、言われたことしかやらない。というかできない。

もう一人は理解力に乏しいうえに、エクセル操作はセルの入力や色付け、そしてファイルの保存程度しかなく、仕事が雑だ。

もう一人は私とほぼ同時期の入社で仕事内容の一部しか理解できていないようだった。

Image by Gerd Altmann on Pixabay

これ以外にも、メンバーの急な病欠だったり、致命的な仕事のミスが発生したりと色々とあったが、なんとか納期に間に合わせるよう仕事をしてきた。

これは後日談として上長から聞いた話だが、私がリーダーとなった当初は、チーム全体にピリピリした雰囲気が漂っていたそうだ。

当の本人同士はそんな気持ちはあまりなかったが、傍から見るとそんな感じだったのだろう。

また、会社全体についても、ネガティブな面で色々と気づくことがあった。

それは、意思決定のプロセスが非常に面倒くさいことだ。

お客さんからの問い合わせに対して、すぐに返信できる内容であっても、上司からの二重三重の確認を受けなければならない。

また、上層部の仕事内容を観察していると、社員としてここで働くことに魅力的を感じなくなってきた。

それに加えて、契約社員や正社員登用の話がおりてくる気配がまったくない。

こうなると、もうアルバイトの契約更新をしたいとは思えなくなってきた。

ついに私は、ここでの契約を更新しないことに決めた。

そして自分でなにかをやってみようと考え始めていた。

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◆ 転職回顧録-外伝3/7へ続く

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仕事のできないAさん【転職回顧録-外伝3/7】
Aさんは仕事は早いのだが、雑なうえにオフィスソフトのスキルがあまりに低い。数字の扱いが適当だ。これでは今後の仕事に支障が出てしまうことになる。
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