【転職回顧録-外伝3】40代無職。その後の奮闘記その2

アルバイトは順調だった。
経験職ということもあり、業務にスムーズになじめたことが大きな要因だろう。

そんななか、私の指導係であるリーダーの男性が部署移動となり、私に白羽の矢がたった。
会議の場でそれを聞かされ、全くの寝耳に水だった。
なにせ、まだ入職して二ヶ月も経っていない私がリーダーとなるのだから戸惑いがあった。
しかし、上長からは、リーダー職を続けていけば契約社員や社員登用につながる可能性もあると伝えられていたので、リーダー職を拝命することにした。

今までは、一作業員として単純作業に徹していたが、リーダーとなるとそういうわけにはいかない。先を見通して、一歩先の仕事のことを考えていかなければならない。

そして、引継ぎを実際に受けてみると、想像したとおり色々とやることが盛りだくさんだ。
それに加えて、引継ぎの時間が極端に短い。
おそらくは見切り発車的に引継ぎは終わってしまうだろう。それ以降は電話で聞きながらやるしかない。

そんなこんなでアルバイトとはいえリーダー職として仕事をしていくと、やはりメンバーとの衝突が少なからず発生する。
なにせ、相手は私より若干ではあるが社歴の長いおじさん二人とおばさん一人だ。私もおじさんだが。

普段から近くでこの人達を見ていると、なかなかにアクが強いことがわかった。
一人は仕事が早いものの融通が全く利かなかったり、言われたことしかやらないというかできない。
もう一人は理解力に乏しく、エクセルなどの操作がセル入力や保存程度のITスキルしかなく、仕事が雑だ。大体は、こんなところが原因でケンカになる。
もう一人は私ほぼ同時期の入社で仕事内容の一部しか理解できていないようだった。

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これは私の上長から後日談として聞いた話だが、私のチームは当初、ピリピリした雰囲気だったそうだ。当の本人同士はあまりそんな気持ちはなかったが、やはりそんな感じだったのだろう。

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これ以外にも、メンバーの急な病欠だったり、致命的な仕事のミスが発生したりと色々とあったが、なんとか納期に間に合うよう仕事をしてきた。

アルバイトリーダーになってから一ヶ月ほど経ち、大分仕事にも慣れた。
一日が過ぎるのがとても早い。
気が付くと、もう終業時刻だ。

また、ネガティブなことで色々と気づくことがあった。
それは、ベンチャーとはいえ、組織で働いているのだから意思決定のプロセスが非常に面倒くさい。お客さんからの問い合わせに対して、すぐに返信できる内容であっても、二重三重の上司からの確認を取らなければならない。
また、上層部の仕事内容を見てみると、将来、私がこの仕事を続けていくとしても、魅力的には思えなくなってきた。

こうなると、もうアルバイトの契約を更新したいとは思えなくなってきた。
加えて、なかなか契約社員や正社員の話がおりてこない。

私はもう、ここでの契約を更新しないことを決めた。
そして自分でなにかをやってみようと考え始めていた。

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