Cafe de 無職

~40代、50代の無職が集う場所~

転職回顧録-40

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もう正社員登用は見込めない。

それどころか、また無職に逆戻りだ(転職回顧録-39を参照)
いつもなら、大事なことはすぐに妻に電話していたのだが、この日ばかりはそうはいかなかった。
半年以上かけてやっと見つけた仕事なのに、妻や義実家にどう説明しよう・・・私はうなだれながらそんなことばかりを考えていた。
うなだれながら帰路についた。

その日は雨だったので、妻が最寄り駅まで車で迎えに来てくれていた。
助手席に乗り、水滴の就いた車窓からボンヤリと外の景色を見ていた。そして、途中でファミレスに寄ってもらうことにした。そこで夕飯を取りながら、退職のことを話そうと思ったからだ。

5分ほどしてファミレスに到着し二人でテーブルに着くと、私はドリンクバーのコーヒーで一息入れた。
そして意を決して、仕事の成績が芳しくなかったことや、今日の出来事を謝罪とともに妻に話した。

すると妻はこう言った。
「しょうがないね。また無職生活だけどアルバイトでもして頑張ろう」

本当に情けなかった。私は妻の言葉に頷くしかなかった。
これからはしばらくアルバイト生活が続く。40代にとってはなかなかつらい選択だ。そもそもどんなアルバイトをするかすらまだ決めてもいない。方向性は全くの不透明だ。

しかし、言い出しにくかったことをやっと告白できたことで少しだけ気分が軽くなった。そのせいだろうか、この日のハンバーグはいつもよりも少しだけおいしかった。

そして私にはまだ大仕事が残っている。そう、義実家への報告だ。
これだけはその日のうちに終わらせたかった。妻もその方がいいと言ってくれた。

そして、二人で義両親の家に向かった。
私達の突然の訪問に驚いていたようだが、まさか私が会社を辞める話を聞かされるとは思いもしなかっただろう。

そして、事の顛末を報告した。
義両親は驚くやら嘆くやら、私の報告にどう返事をしたらいいか戸惑っているようだった。
これからの生活をどうするのか聞いてきたので、多少の蓄えはあり、アルバイトもしながら次の職を探すことを伝えた。

しかし、内定が取れない状況の中、通常よりも高い月給の提示を受けたら、その会社からの内定を断れる人がいるだろうか。
だから私としては、この退職は自分の力不足が招いたものではあるが、やむをえない事情もあったことを伝えたかった。それがうまく伝わったかどうかは今もわからない。

そして、全てを話し終えた。
おそらく、私に言いたいこともたくさんあっただろうが、これからも二人で頑張りなさいと言ってくれた。
頭をうなだれ、正面を向くことができなかった。申し訳ない気持ちで一杯だった。

妻との交際が始まった時や結婚を決めた時にあいさつに行ったときは、あれほど自信満々だった自分がわずか数年でこうなるとは・・・。
仕事の向き不向きのせいにするわけではないが、私があまりに挑戦的すぎる転職先を選択しまったのだろう。

これで、やっと報告すべき相手には報告ができた。

明日は、退職までの具体的なスケジュールを決めなければいけない。
そして、出社したら堂々と退職することを伝えよう。なぜかふいにそう思った。(回顧録-41へ続く)

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