ここまでのおさらいと今回のお話
最終勤務日、会社を出たところでマツダくんとオタクさんから声を掛けられた(回顧録-44を参照)。
そのまま彼らと飲みに行き、彼らと楽しい時間を過ごした。
こうして営業マンとしての生活は短く、そして儚く散った。
その翌日、今後の生活に必要なお金のことを考えていると、頭が痛くなってきた。
そこで、できる限りの対策を立ててみることにした
義実家への訪問
夜の11時頃に帰宅すると、なぜだか無性に眠くなりそのままベッドに転がり込んだ。
翌日はやることがあった。
それは、晩に近所に住む義実家に行き、退職の報告を兼ねてあいさつに行くことにした。
報告に行くだけまだマシだとは思うが、こうも何回も退職が続くと私への印象はよくないはずだ。
もうすでにこれまでの経緯と退職することは伝えてあったが、それでもやはり、なかなか言い出しにくかった。
私が話し終えると、義父は早く新しい仕事を見つけるよう私に話し、義母は黙ったままだった。
出されたお茶は味がしなかった。
重苦しい雰囲気の義実家を後にした私と妻は、車で近くの喫茶店に向かった。
これからどうするかを話し合うためだ。
義両親とはギクシャクした関係になってしまったが、妻との関係性はこれまでとあまり変わらなかった。
失業した夫に辛くあたることもなく、今までとおり普通に接してくれた。
それは唯一の救いだったと思う。
きっと、慣れない仕事で精神的に参っていたことを察してくれていたのかもしれない。
ありがたかった。
仕事を辞めて一番困ること
ところで通常、仕事を辞めた場合は、失業給付手当などの申請を行うことになるが、私の場合は1年未満の短期離職となってしまったため、受給要件を満たしていなかった。
そうなると、家賃、奨学金、税金という大きな額の支払いに頭を悩ませることになる。
いかに安く抑えるかを検討しなければならない。
まず家賃については、引っ越しをしない限り費用を抑えることは無理だ。
しかし、引っ越しすれば何十万単位でお金がかかってしまうので、ここは現状維持でいたほうが出費は抑えられるということになった。
それ以外では、奨学金や税金などがあるが、これらは一時猶予や減額申請といったことが可能であることがわかった。
したがって、一日も早く申請して出費を抑えようという結論になった。
出費についてはなるべく抑えることはできた。
次の課題は転職活動だが、これが最も大きな課題だ。
これまでの経験を基に新しい仕事が見つかるまでの期間について妻に話した。
おそらく100社以上の応募が必要となり、早くても半年はかかりそうだと告げた。
長引きそうなことは妻も予想していたようで、私が話した内容に大して驚きはしなかった。
「頑張ってコツコツ応募していってね」と応援してくれた。
結局、当たり前のことを二人で再確認したにすぎないが、私と妻で互いの認識を共有できたことはよかったと思う。
その他のことももろもろ話し合い、大体の方向性は決まったものの、お金は財布から出ていくばかり。
そこで、内定を取るまでの間、アルバイトで少しでも収入を得なければならない。
他に選択の余地はないのだ。
その日のうちにアルバイトの募集サイトに登録したが、その際、自分の年齢を登録する必要があったが、3△歳と書くのがためらわれる。
『自分はもう若くはないんだ』、『この年齢が再就職の大きな障害となるかもしれない』ということをあらためて感じた。
新章突入!時間を持て余した無職が思い付いた有効的時間活用法とは?
管理人さん
こんばんは
私は30代男性です。
ブログ気になり、記事、読ませていただきました。
私も、今、管理人さんが経験したような営業の仕事をしています。
少し前に、事情があり転職しました。
毎日、アポ、アポ、訪問数に追われ大変です。
私もいつも自転車操業みたいな状態です。
もう、ストレスで嫌でたまりません。
管理人さんはパソコンもなく本当に大変だと感じました。
次の仕事が管理人さんにとっていいものになることを祈っております。
また、記事読ませていただきます。