無職中年男によるアルバイト探しの第一歩【転職回顧録-フリーター編3/36】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ここまでのおさらいと今回のお話

営業会社を成績不振のためクビとなった。

役所や義実家などへの報告も終わったが、時間を持て余してしまう。

重い腰を上げてやっと就職活動を再開したが、年齢などの問題もあり、様々な媒体で応募するもなかなかうまくいかない。

いつまでもこんな生活を送るわけにはいかない。

はたして、私はどうやって生活していけばよいのか?

苦悩の日はまだまだ続く…

スポンサーリンク

40代無職によるお仕事探し

転職サイト以外にも公的な機関による就労支援制度へも登録することにした

例えばハローワーク、東京仕事センター、旧人材銀行など。

実際に事務所まで足を運び、担当者に話を聞いてもらいながら、希望に合った仕事を検索する。

たとえばハローワークなどでは、専任の担当者が就職相談や応募書類の添削などもしてくれる。

このサービスはどうやら民間委託による行政支援らしく、委託を受けた人材紹介業者がこうした相談に乗ってくれるそうだ。

もちろん無料。

また、一般にハローワークなどは担当者の対応が冷たいなどと言われているが、私は少し違うと思った。

少なくとも私が利用した限りでは、担当者の人はみな丁寧に相談に乗ってくれた。

ただ、民間の転職サイトと比べると検索システムが非常に使いにくいのが玉にキズだ。

40代無職がハローワークに行きたくない理由

それはそうと、この時の私はハローワークに行きづらかった。

それはなぜかというと、前回から1年も経っていないのに、性懲りもなくまた舞い戻ってしまったからだ。

クビになった前職で働くまでは、週に3~4回くらいのお結構な頻度でハローワークに通っていたので、顔見知りになった職員の人もいる。

なので、陰で「あの人また来るようになったわね」などと言われるような気がしてならなかった。

やっと見つけた仕事をあっさりと辞めてしまう無計画な人間と思われたくなかったのだ。

しかし、いつまでもそんなことを言っていられない。

意を決して、何事もなかったかのようにハローワークに足を運んだ。

すると、職員の人から声を掛けられた。
「あら~、今日はどうしたの?よかったら話を聞くから座りなよ」

その瞬間、「見つかってしまった!」と思ったが、覚悟を決めて、その職員さんにこれまでのいきさつを話すことにした。

そうすると「それはしょうがないね。合わない会社っていうのはあるからね」と慰めてくれた。

正直、ホッとした。

これでまた、堂々とハローワークに来ることができる。通行許可証を得た気分だった。

相談ついでに検索もしてみた。

魅力的な求人は見つからなかったものの、また気兼ねなくハローワークを利用できるようになっただけでも収穫だった。

スポンサーリンク

いつものハローワーカーに逆戻り

帰宅後、転職サイトの求人も欠かさずにチェックした。

経験職で検索をかけてみたところ、幸いにもこれまでの業務知識を活かせそうなものを見つけることができたので、早速応募してみることにした。

求人欄には「20~30代の社員が活躍中」などの文言があり、暗に「中高年は応募するな」と拒絶されているような気がしたが、仕事内容が面白そうなのでダメもとで応募。

アピール材料となるものは数少なかったが、内容を盛って、なんとか自己PRと志望動機を書き上げた。

応募から採用までの流れを見てみると、書類選考通過者のみ面接の連絡があるという。
よくある選考フローだが、本当に憎たらしい…

また、内定までには筆記試験と数回の面接が実施されるらしく、その過程を考えると気が遠くなりそうだった。

またそれだけでなく、当座の生活費を稼ぐためにアルバイトへも応募しなければならない。

この歳になってアルバイトとは情けなかったが、こればかりは仕方ない。

こうして私は本格的なフリーター生活に突入することになった。

スポンサーリンク
◆ 転職回顧録-フリーター編4/35へ続く

再就職が難航している40代無職。そんな男が応募したアルバイトとは?

40代無職中年男が塾講師のアルバイトに応募してみた。【転職回顧録-フリーター編4/36】
学習塾講師のアルバイトに応募してみた。筆記試験に合格し、さらに模擬授業をすることになった。
スポンサーリンク
 ◆ カテゴリ別記事一覧 ◆
  • このエントリーをはてなブックマークに追加