Cafe de 無職

~40代、50代の無職が集う場所~

【転職回顧録-70】彼女の落胆と私の面接

calendar

reload

スポンサーリンク

そして彼女は志望校に落ちていた・・・(転職回顧録-69を参照)

幸い、併願で受験していた学校には合格していたので、不幸中の幸いだ。
それにしても、彼女の落胆ぶりは見ていて可哀想だった。
こんな時はそっとしておくに限る。

彼女が不合格だったことは、教えていた私にも責任はある。
もう少し早く、彼女を教えることができていたならと悔やまれてならなかった。

努力しても報われないこともあるということを実感したという意味では、他の子供たちより早い段階で社会の厳しさを身をもって知ることができたのではないだろうか。

この時期になると続々と合否が分かる。
他の子供たちの喜びを素直に祝える気持ではないだろう。
しかし、人生の長丁場において、第一志望の高校に不合格したことは笑い話にもならないくらい小さな出来事だ。このリベンジを大学受験に向けてほしいものだ。

その大学受験まで私が面倒を観れればいいのだが、残念ながらそうはいかない。
私も内定という合格通知を目指していたからだ。

この時期なぜか、私は書類選考に立て続けに通過していた。
時期によって波があるのかどうかは分からないが、面接に呼ばれる時期が集中していた。

この企業は全国的にも名の知れたところで、応募した私が言うのも変だが、なぜ面接に呼ばれたのかが不思議だった。
募集職種は契約社員ということだったが応募してみた。通常ならば契約社員では応募しないが、有名企業ということでそこは目をつぶった。うまくいけば正社員登用の道も開けるかもしれない。

面接に当たっては、特に念入りに対策を練った。
まずは短期離職した理由だ。これは、本当にやりたいことを見つけるために軌道修正したためということで押し通すことにした。
次に、志望動機については、その企業の主業種と自分の経験を絡めることにした。ここもやや強引だが、現状では押し通すしかない。
あとは、企業のホームページから拾ってきたキーワードをいくつかちりばめて、もっともらしく、やりたいことをはっきりと主張するくらいだ。

そして、第一志望に落ちてしまった子を思い出しながら、悔いのない面接をしようと誓った。こうしてみると、塾講師をしている私は、生徒から色々と学ぶことが多い。そういう意味では、塾講師は人間修行としてはいい職業なのかもしれない。

そして、その日は塾のアルバイトを休みにしてもらい、新宿まで面接に向かった。
想像とおり、他にも面接を受ける求職者がおり、ざっと10名くらいはいたように思う。
年齢は比較的若く30代前半といったところだ。

若さでは敵わないため、経験職種をいかにこの会社で活かすかという戦法をとることにした。つまり、即戦力アピールをするのだ。
正直言うと、即戦力になれるかどうかなどは皆目見当がつかない。
はったりをかますしかないのだ。

そして一人また一人と面接室に吸い込まれていく。
大体、一人当たり15~20分ほどだ。

そして私の名前が呼ばれた。(回顧録-71へ続く)

スポンサーリンク

この記事をシェアする

コメント

コメントはありません。

コメントどうぞ。お気軽に!