【無職中年男は再就職できるのか? 転職回顧録-70】誰もが知る大手の面接。手応えあり。その面接結果は…

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そして、遂に私の面接の番が来た

少々緊張気味で面接室に入ると、女性の面接官二人が私を待っていた。

予想に反して、随分とフランクな雰囲気で進められ、少々肩透かしを食らった。

志望理由と前職の退職理由を質問されたので、事前に考えていたとおりに回答し、無難に面接を終えることができた。

また、会社に入ってやりたいことを聞かれたため、スポーツに特化したコンテンツについて、今後の展望と発展性を提案してみた。

面接官もこの答えに食いついてくれたため、手応えを感じた。

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面接が無事に終わり、帰り際はウキウキだった。

ドトールでコーヒーを飲んで休憩したあと、さっそく今日の面接の手応えを妻に電話で話すと、「うまくいくといいね」と励ましてくれた。

「ここで働けるようになったら、あれを買いたい、あそこに旅行に行きたい。」

そんな妄想が膨らんでいた。

二日後、この会社から「面接結果について」というタイトルのメールが届いた

私はここで面接に落ちたことを悟った。

このようなタイトルのメールは十中八九、不合格を知らせる内容だ。
無職中年は無駄な知識ばかり増えて困る…

実際、メールを読んでみると、予想とおり、不合格の通知だった。

面接での受け答えには特に落ち度はなかった。

にもかかわらず落ちたということは、私が会社でやりたいことに対して、先方は魅力を感じなかったということだろう。

私の年齢がまだ30代前半ならば、もしかしたら展開は違っていたのかもしれない。
しかし、40を超えた年齢を考えると、それでは物足りなかったようだ。

この時点で私の心は折れかけていた。

どんなにコツコツとまじめにやっても、それが受け入れられないのだ。
自分のキャリアの薄さを嘆いた。

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推敲に推敲を重ねた履歴書や職務経歴書を作り、運よく書類選考に通過したとしても、面接ではじかれてしまう。

この先、どうすればいいのか、もう会社員として働くことはできないのか。

人生とはこうもうまくいかないものか。
きっと、志望校に落ちてしまった塾の生徒たちも、今の私と同じ気持ちだったのかもしれない。

夕食時、妻にこのことを告げると、残念そうな顔をしていた。
「もうしばらく塾の先生を頑張るしかないね」と励ましてくれた。

この時は2月半ばだった。

翌日、私は重い足取りで塾に向かった。

この時期は2月上旬で、受験生は必死に追い込みをかけている。
講師である私は、彼らの前でしょんぼりした顔つきで授業をするわけにはいかない。

つらいところだ。

しかし、強制的に気持ちを奮い立たせることによって、自分自身の就職活動をまた前に進めることができる。

そういう意味では、ありがたい職場だ。

その日も授業を終えて帰宅し、また求人を探す日々が続いた。

転職サイトの求人はあらかた探しつくしていたので、翌日の朝、久々にハローワークに行ってみた。

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開庁時間と同時にハローワークに入り、早速、検索してみた。

すると、見慣れた企業名がずらずらと検索結果に表示された。

溜息をつきながら、しらみつぶしにめぼしい求人を調べていると、見慣れない求人を一件見つけた。

内容をよく見てみると、一日前にハローワークに登録された企業だった。

募集職種も私の職務経歴を活かせそうだ。

これはチャンスかもしれないと思い、さっそく求人票を印刷した(回顧録-71へ続く)。

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