元無職は疲労困憊【転職回顧録-管理職編8/16】

スポンサーリンク

あらすじ

疲労困憊して出張から帰ってきた私。

早くもこの会社での今後に疑問を抱き始めていた。

家の中ではそんなそぶりは一切見せていなかったが、悩む私を見て、妻が声を掛けてきた。

疲労困憊して出張から帰ってきた

肉体的にも疲れていたが、それよりも、精神的な疲労がはるかに勝っていた。

なんとか自宅の最寄り駅までたどり着くと、妻が車で迎えに来てくれていた。

少し前まではうだつの上がらなかった40代無職が、今は管理職となり見違えるようになって出張から帰ってきたので、彼女の表情は明るい。

こんなに喜んでくれているのに、今の仕事がうまくいっていないなんて、とても言い出せなかった。

帰宅後、キャリーケースから下着などを洗濯機物を入れて風呂に入り、すぐにベッドに潜り込んだ。

しかし、出張での色々な出来事がグルグルと頭をめぐり、なかなか寝付けなかった。

こんなにも疲れているのに不思議なものだ。

翌日は土曜でお休みだった。

リビングのソファーに横になり、色々なことを考えていた。

本来なら、気晴らしに都心でも散歩するのだが、とてもそんな気にはなれなかった。

「この先もずっと、精神的ストレスにさらされ続けなければいけないのか…」

「ここで弱音を吐くことは逃げではないか?」

「辞めたところで他に行くところはない」

「耐え続けたら鬱になるかもしれない」

「仕事行くのがたまらなく嫌だ」

スポンサーリンク

浮かない土日休み

こんな堂々巡りの考えが頭をグルグルしていた。

もちろん考えがまとまるはずもなく、気持ちは落ち込む一方だった。

しかし容赦なく時間は流れ、月曜を迎えた。

いわゆるブラックマンデーというやつだ。

これからまた一週間、憂鬱な仕事の日々が始まる。

この時の私は、通勤電車の中で次のようなことをず~~っと考えていた。

「私は精神的にもろいのだろうか」

「嫌なことがあれば逃げ出してしまうような人間なのだろうか」

「みんなつらい思いをしながら会社勤めをしているのに、お前はなんだ」

こんなことを考えてばかりいると、無意識のうちに表情も暗くなってきてしまうらしい。

その証拠に、ある時妻にこんなことを言われた。

「最近、口数も少ないし、無表情っぽくない?」

家では自分の精神状態をなるべく隠しているつもりだったが、見抜かれていたようだ。
まったくダメな夫だ。

そして火曜日、水曜日、木曜日、金曜日。
理不尽ともいえる罵声や怒声を浴びせられながら、仕事を進める。

そして、月に数回出社してくる社長を玄関まで出迎えるたびに小言や罵声を人前で浴びせられ、「すいません」とただ頭を下げる。

これが私が思い描いていたこの会社での仕事なのか。

怒られることがたまらなく嫌というつもりはないが、こんな状態が続けばもうどうでもよくなってくる。

相手の顔を張り倒したくなる衝動に駆られるときもあった。

もう自分が何のために仕事をしているのか分からなくなってきた。

「年相応の責任ある仕事に就いて、それなりの給料をもらい、ごく普通に生活する。」

私はただ、それだけを目標に再就職を頑張ってきたのだが、それさえもどうでもよくなってくる。

むしろ、こんな地獄から早く抜け出したいという思いの方が強くなり、毎日、胃が痛くなるような日々を送っていた。

そんなある日、仕事が終わって会社を出ようとしたとき、部下から声を掛けられた。

===========

スポンサーリンク
◆ 転職回顧録-管理職編9/16へ続く↓↓

憂鬱な毎日をおくる私。そんななか、部下から驚きの告白を受けることになる。

部下の退職。人間関係のもつれ。【転職回顧録-管理職編9/16】
「人目につかないところで相談したいのですが..」と部下から相談を受けた。どうしたのか聞いてみるとと、「会社を辞めたいんです。」
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加