【無職中年男は再就職できるのか? 転職回顧録-89】元無職中年男の管理職は、部下から驚きの告白を受けた。

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疲労困憊して出張から帰ってきた

肉体的にはそれほど疲れてはいなかったが、精神的な疲労がMAXだった。

なんとか自宅の最寄り駅までたどり着くと、妻と義母が車で迎えに来てくれていた。

少し前まではうだつの上がらない中年無職が、今は見違えるようになって出張から帰ってきたので、二人の表情は明るい。

こんなに喜んでくれているのに、今の仕事がうまくいっていないなんて、とても言い出せるわけがない。

帰宅後、とりあえず洗濯物を出して、風呂に入り、すぐにベッドに入った。

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すぐに眠れるかと思っていたが、出張での色々な出来事がグルグルと頭をめぐり、なかなか寝付けなかった。
あれだけつかれていたのに不思議なものだ。

翌日は土曜でお休みだった。

本来なら、気晴らしに都心を散歩でもするのだが、その日はそんな気になれなかった。
リビングのソファーにゴロンと横になり、色々なことを考えていた。

「この先、とんでもない精神的ストレスにさらされながら続けていくことできるのか…」

「弱音を吐くことは逃げではないか?」

「辞めたところでその先に行くところはないぞ」

「耐え続けたら鬱になるかもしれない」

「仕事行くのがたまらなく嫌だ」

こんな行き場のない考えが頭をグルグルしていた。

結局、考えがまとまるはずもなく気持ちは落ち込む一方だった、。

浮かない土日休みが終わり、あっというまに月曜になった

いわゆるブラックマンデーというやつだ。

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またこれから一週間、憂鬱な仕事の日々が始まるのだ。

私は、通勤電車の中で次のようなことをず~~っと考えていた。

「私は精神的にもろいのだろうか」

「嫌なことがあれば逃げ出してしまうような人間なのだろうか」

「みんなつらい思いをしながら会社勤めをしているのに、お前はなんだ」

「妻との生活を考えれば、簡単に職を投げ出すようなことはしてはいけないはずだ」

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こんなことを考えてばかりいると、無意識のうちに表情も暗くなってきてしまうらしい。

その証拠に、ある時妻にこんなことを言われた。

「最近、口数も少ないし、無表情っぽくない?」

家では自分の精神状態をなるべく隠しているつもりだったが、あまり効果がなかったらしい。
まったくダメな夫だ。

そして火曜日、水曜日、木曜日、金曜日。
理不尽ともいえる罵声や怒声をたびたび浴びせられながら、仕事を進める。

そして、ある日、帰宅しようと会社のビルを出ようとしたとき、部下から声を掛けられた。(回顧録-90へ続く)

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