Cafe de 無職

~40代、50代の無職が集う場所~

【転職回顧録-90】地獄の出張と埋められない人間関係の溝

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家を出た瞬間、憂鬱な気持ちが私を襲ってきた。
なにせ、これから約一週間も、あの大嫌いな社長と行動を共にしなければならないからだ。
考えただけでも吐き気がしそうだ。

会議中はまだよい。私はただ同席するだけなのだから。
とはいえ、責任者として数字や今後の展望などの考えを求められかねないので、そのあたりは念入りに準備をしていた。
しかし、会場を移動するときや昼食などはずっと一緒だ。

職員は宿泊先のホテルに現地集合することになっていた。
お偉方に気を遣い、超一流のホテルの予約をとっている。
そのおかげで、我々職員もその恩恵をあずかり、一人一部屋が割り当てられている。
この出張でいいことと言ったら、素晴らしい部屋に宿泊できることくらいだ。

全員が集合したところで、明日からの段取りを確認し、初日は解散となった。
部屋でゆっくり英気を養うと言いたいところだが、そうもいかない。
明日の予習をしなければ地獄を見る可能性が高いからだ。
胃がキリキリと痛む。
内定を受けた時の気分と比べると雲泥の差だ。

そして迎えた翌日の会議。
部署ごとに分かれて、複数の部屋で様々な会議が行われる。
運悪く、私はほとんどの会議で社長と同席する。

一日目
初日はあまり話題を振られることなくなんとかやり過ごすことができた。

二日目
恐れていた事態が起きた。
細かな数字を求められたが、即座に答えることができなかった。
また、会社の中で運営されている会議体の長を決める会議があり、一人を除いて他に立候補者がいなかったため、その人がそのまま会議長に就くこととなった。
会議終了後、社長が私のもとにやってきて別室に呼ばれた。
さっきの選出方法にあたり、私の不手際があったと叱責された。
どうやら、立候補者が一人だけであるならば、通常とは異なる手続きを取らないといけなかったらしい。
そ私がその場で指摘しなかったために、決められていない方法で委員長を決めてしまった。
即座に数字を答えられなかった件もあわせて、私の不手際だ、失態だとかなり叱責された。
こんなことが続くようだと先は長くないぞ、代わりはいくらでもいるんだからなとすごまれた。なんか、納得いかない。

三日目
社長のカバン持ちに徹した。
カバン持ちだが、移動中は常に私への小言のオンパレードだ。
時折、自慢話も出てくるため、話を膨らませるような受け答えをしていると、「馬鹿者!お前は本当に頭が悪いな」と、結局は怒られる羽目となった。
どう答えても無駄なのだ。
ビジネス啓発本などには成功者の経験談を目にする。そこには師匠のカバン持ちをしながら色々なことを勉強したと書いてあるが、私のこの状況はどうもそれとは違う気がする。
この社長に嫌われているのがハッキリ分かる。

四日目
やっと最終日。
結局、何もいいことなく出張が終わった。
そして、参加者全員で集合写真を撮ることになったが、私は他の雑務の後始末があり、その写真に納まることはできなかった。
別に写真に写りたいわけではない。
しかし、私をのけ者にするような扱いにはガックリきた。これが大人のすることか。

会場を後片付けして、残った荷物を会社に送るように宅配業者に依頼してから、心身ともにグッタリして帰路についた。

この会社は長く居続けるべきないかもしれないと考え始めた四日間だった。(回顧録-91へ続く)

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コメント

  • 更新楽しみにしてました!
    クセのある社長ですが、お幾つくらいの方なのでしょうか?
    新しく入ったばかりの中途社員に完璧を要求するのは酷だと思いますが…

    あと、パソコンからだとコメントができないと思われますので、報告いたします。

    by m 2017-12-22 21:08

    • mさま
      いつもコメントありがとうございます。
      この社長、私がこれまでに接してきたことのない強烈な個性の持ち主です。
      さて、私がこれからどうなるか、引き続きお楽しみください。
      最近、私生活が忙しく更新頻度が落ちていますが、どうかご了承ください。

      また、PCからコメントできないとのこと、ご指摘いただきありがとうございました。
      ソフトの不具合が原因と判明しましたので修正いたしました。
      これからもどうぞよろしくお願いいたします。

      by middle-man 2017-12-23 16:12

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