次々と辞めていく再就職先の先輩社員達。何があったのか?【転職回顧録-35】

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引継ぎが終わり、あらためて先輩と飲みに行った

怒涛の引継ぎが終わったのは金曜日だった。
しかも3時間ほど残業したので、会社を出るころはもう遅い時間になっていた。

せっかくの金曜日ということなので、打ち上げを兼ねてそのまま先輩と飲みに行くことにした。
今回の一件で距離が随分と縮まった気がした。

さて、週が明けて月曜日。

出社した私は引継がれた顧客一覧をあらためて眺めていた。

それまで私が担当していたものに引継がれた顧客を加えると膨大な数になる。
そのデータはエクセル表にリストとして記載されているだけなので管理が大変そうだ。

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DBを新たに作成してそこに入れていくことも考えたが、日々の業務に追われそのような時間はなかなか取れそうにない。

そんな時間があったら一件でも多く客先回りしてこうというのがこの会社の方針だ。
後々のことを考えれば、今DBを作っておくほうが得策だと思うのだが…

さて、その頃の私の契約獲得状況はというと、小さなものは少しづつ取れてはいたものの、成績は依然として芳しくない。

そんな時、またしてもショッキングなことを知らされた

その日も外回りをしていると、例の先輩から連絡があった。

なぜ先輩がわざわざ連絡してきたかというと、私に知らせたいことがあるという。
お互い近くにいることが分かったので、二人の中間あたりの駅で会うことになった。

約束した場所で落ちあった我々は、近くの喫茶店に入った。
そこで、別の女性の先輩もまた退職するという話を聞かされた。

この女性の先輩とは接点はあまりなかったが、それでも顔を合わせれば軽く話をする仲だった。

それにしても私が入社してまだ二か月しか経っていないのに、これでもう二人目の退職者だ。
なぜこれほどまでに同じようなことが続くのだろう。

さらに悲惨なことに、その後任はまたしても私になるという。

またしても短期間で引き継ぐことになるのだろうか。
もうウンザリしていた。

上司にこの件を相談しに行くと、今回の引継ぎは一週間で行う予定だという。
前回の三日間での引継ぎに比べればまだましだが、まともな期間設定とは思えない。

引継ぎ方法はこれまで同様に、お客さんのところを回って新担当者である私の名刺をひたすら配る。

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この先輩の退職の話を聞かされた翌日から一週間、これを繰り返した。
連続で引継ぎを行い、もうクタクタ。

だが、収穫もあった。
それはこの引継ぎの最中、この先輩から色々な裏話を聞かせてもらえたからだ。

人員の入れ替わりが激しいことや、社長の好き嫌いが激しく、そりがあわない人は次々と辞めていくといったことなど。

その話から離職率をざっと計算してみると一年以内にこの会社を辞めていく人がほとんどだった。
今に始まったことではなく、こんな状態がずっと続いているようだった。

この会社には、離職率の高さを改善する考えはない。。
どうやら、短期離職→補充ということを繰り返してここまできたようだ。

この一週間の引継ぎもなんとか終わり、ホッと一息ついていると上司に呼ばれた

なんでも評価面談を実施するという。

随分と急な話だ。

だが、評価面談の内容は大体予想がついていた。
どうせ私の成績低迷のことを突っ込まれるに違いない。

そして案の定、そこをグチグチと指摘された。

このままでは会社として評価できる部分がないので、自分なりの売り上げ目標を設定して報告するよう言われた。

たしかにボランティアで私を雇っているわけではないので、給料に見合う売り上げは当然だ。

しかし、給料に見合う目標値を概算すると、これまでの実績からは達成できる見込みは到底なかった。

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部屋を出て、さてこれからどうしよう?などとボンヤリと考えていた

翌日はちょうど休みだったので自宅で今後の目標値をあらためて計算してみた。
目標値といえば聞こえはいいが、要はノルマだ。

だが、このノルマはどう考えても達成不可能だ。

今まで多くの人が辞めていったのは人間関係が原因と聞かされていたが、こうした過大なノルマも大きな要因だったのではないだろうか。

だとすれば、私も近いうちに退職という結末を辿るのではないか。

そんなことを考えるようになっていた。(回顧録-36へ続く)

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