Cafe de 無職

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転職回顧録-35

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退職する先輩の引継ぎを受けることになった(転職回顧録-34を参照)。

私はてっきり引継ぎ書類などを手元に置きながら2~3週間くらいかけて行われるかと思っていたが考えが甘かった。わずか3日で引継ぎを行い、先輩は一か月後に退職するという予定だったのだ。

このあたりにきてだんだんと分かったことだが、この会社は生粋の営業会社で、社員の入れ替わりがかなり早い。新卒や中途関係なく、1年続く人のほうが少ない会社なのだ。

残業こそ多くはなかったものの、一度大きな組織に身を置いた経験のある人なら気付くであろう旧態依然とした決まり事や妙なルールが非常に多かったのだ。

どうやら、私が抱き始めていたモヤモヤ感は自分の我慢が足りないわけではなく、他の人も同様だったのだ。妙に納得してしまったが、下っ端の私では今の状況をどうすることもできない。
ここでやっていくしかないのだ。


まずは超短期間での引継ぎを何とかしなければならない。
かといって、引き継がれる側の私が何とかできるわけもなく、先輩からの指示を待つことにした。そしてその日から早速、先輩が担当していた顧客先巡りが始まった。件数が多く、30件は回ったと思う。
これは全て都内のお客さんだったからこそできたことだ。それでも、昼食を満足にとる時間もなく朝から晩までかかった。

訪問先の会社に到着すると担当者を呼び出し、退職のあいさつと新任である私の名刺を渡すことを繰り返した。
すると相手からこんな言葉がよく返ってきた。
「担当さんがまた変わるんですね」

やはり、この先輩も私と同じように短期間での引継ぎをしてきていたのだ。
会社の体質はもうずっと変わっていないのだ。

私個人的には、担当がコロコロと変わることは恥ずかしいことだと思っている。先方のお客さんも担当者の変更が頻繁にあることに戸惑っているのだろう。
平身低頭して謝罪しながら色々なお客さん先を回ってきた。

先輩とクタクタになりながらも予定件数をすべてまわり、帰社後は書類上で引継ぎを行った。それらが終わると時計は21時を回っていた。

翌日もこのようなハードな一日が続き、形式的には一通りの引継ぎは終わった。
正直言うと、たった3日では何も引き継ぐことはできない。

このような雑な引継ぎもこの会社の特徴だった。もう少し長めにじっくり引き継いでもらいたいことを上司に伝えたが、これはあえなく却下された。もう決まったことなので予定を変えることはできないそうだ。

この先、増加した顧客に対してより手厚いフォローができるのかどうか、非常に厳しいところだ。データを細かく分析して効率よく外回りをしていかなければならない。

今後のことを考えると頭が痛くなってきた。(回顧録-36へ続く)

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