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【転職回顧録-69】怪しい企業 その2

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怪しい会社へ面接に行った後(転職回顧録-68を参照)、塾長に相談してみた。

すると、「やめておいた方がいね」と即答だった。やはり、私の判断は正しかった。
せっかく面接を受けたのだからという気持ちもあり、自分の直感に自信がもてないところだったが、この塾長の一言で決心がついた。
おそらく私は、誰かに後押ししてほしかったのだろう。

後日、二次面接の連絡が来たが、丁重にお断りした。
内定を焦るあまり、とんでもない会社に入ったのでは元も子もない。

そして気分を入れ替え、また、塾講師としての毎日を過ごすことになった。

この頃から、飛び入りで授業を依頼されることが多くなった。
それも集団授業ではなく、個人授業だ。
こういったフレキシブルな対応ができるのも小規模塾ならではのメリットだろう。

私が担当したのは中3の女の子で、数学全般に悩みを抱えているという。
実際に標準的な問題を解かせてみたところ、全く理解できていなかった。

そして、この日から数学の猛特訓が始まった。
なにせ受験まで時間が限られているので、過去問を中心に授業を行うことにした。

この年代の子が躓きやすい分野は関数と方程式だ。

それぞれがどんな役割を持っているか、理解があやふやなまま授業を聞いてきたツケが回っている。これが解けなければ、平面図形や空間図形も解くことができない。

そして、完璧に問題を理解できなければいけないという強迫観念を持つ子も多い。

しかし、合格ラインぎりぎりだろうがトップ合格だろうが、合格は合格なのだ。
そのことを彼女に伝えると、安堵の表情を浮かべていた。

今思うと、かなりの詰め込み授業をしたと思う。
なにせ、私は鬼となって通常の3倍の量の宿題を課していたからだ。
しかし、それにも負けず彼女は頑張っていた。
どうせならその意気込みを最初に見せていればよかったのだが・・・

結局彼女は、予定していたレベルの学力に到達することができた。過去問も10年分はマスターし、予想問題も7割程度はなんとか得点することができた。
あとは、本番でこの力を発揮できれば・・・。

そして、入試本番を迎えた。
なんと私は、その校舎の校門付近で彼女の到着を待ち、激励することになった。
こういうことを極端に嫌っていた私だが、乗り掛かった舟だ。やるしかない。
本人には内緒だったため、当日入試に来た彼女は驚いていたが、これで気合が入ったようだ。

入試を終えた後、彼女はすぐに塾にやってきて、手応えは五分五分だと不安そうな表情を浮かべていた。
私もまるで父親のように、祈るような気持ちで数日間、合否の結果を待つことになった。
果たして、結果はいかに・・・(回顧録-70へ続く)

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