ここまでのおさらいと今回のお話
いつも転職回顧録をご覧いただきありがとうございます!
そして、転職回顧録シリーズは本記事で最終話を迎えます。
しかし、記事をあらためて読み直すと、つたない表現や誤字脱字が多々ありましたので、シリーズ全般にわたって大幅な書き直しを行いました。今後も定期的に見直しをかけていきます。
その過程において、当初は書ききれなかった内容の追加も予定しています。
さて、記事本編では、40代無職男は面接に合格してアルバイトに無事採用されたのかどうかを報告しています。
そして私は今、どうしているのか?
それでは、転職回顧録の最終話をご覧ください。
経験職アルバイトへの応募
経験職のアルバイトに応募し、面接までたどり着くことができた。
面接も無難に終わり、あとは結果を待つだけ。手応えもあった。
結論から言うと見事、採用となった。しかし、身分はあくまでアルバイト。
いわゆるフリーターだ。
その後、アルバイトとして働くようになってからは、正社員登用のチャンスだけが私のモチベーションの源となっていた。
その間、アルバイトリーダーなるポジションに就くことになり、これまでよりも忙しく動き回った。
しかし、だからといって役職手当がつくわけでもなく、待遇は他のアルバイトメンバーと何も変わらない。
社外担当者との折衝など、仕事内容は正社員のそれと変わらないし、確実にアルバイト以上の働きをしていたにもかかわらず…
そんなこともあり、正社員とは言わないまでも、契約社員でどうか?くらいの声がかかるのではないかと内心期待していた。
しかし結局、そういった声がかかることはなく、それは他のメンバーも同様だった。
所詮、会社にとってはアルバイトの存在などその程度のものでしかなかったのだ。
そんなことがあってモチベーションが大きく下がっていた私は、もう、このアルバイトの契約を延長しないことにした。
残りの契約期間はあと一ヶ月
そしてこの時点で残りの契約期間はあと一ヶ月だった。
もしかして私は、会社で働くことに嫌気がさしていたのかもしれない。
具体的に、どんなことに嫌気がさしたのか?
たとえば、この会社で何かをやろうとすれば、上司からのチェックが2重、3重に入る。
また、ドキュメントも複数の人による確認が筆よなため、船頭が多すぎてウンザリする。
これは甘い考えなのだろうか?
次の一手は?
そして色々と考えたあげく、私はついに、自分で仕事をするしかないという考えに至った。
要は個人事業主だ。
しかし本当にやっていけるのか。不安がとめどなく押し寄せる。
これまで多くの会社で働いてきた。その結果わかったことは、自分は組織で働くことに向いていないということだ。
自分の本性に気付くのが少々遅い気もするが、これが分かっただけでも収穫なのかもしれない。
今思えば、一番長く働いてきた会社が倒産してからというもの、なにをやってもうまくいかず、人生下り坂となった。
だがまだ、人生を諦めるような年齢ではない。
なんとか再起を図り、もう一花咲かせたい。
父や母を安心させたい。これからも妻と生きていきたい。
私はそれだけを考えて、会社に頼らずに自分の力でお金を稼ぎ、生きていきたいと思う。
結局、無職中年男は幾度か再就職に成功したものの、個人事業主として働くという結末になった。
もう後戻りはできない。
それでも悲観的になることなく、せめて少しでも前向きにこの「転職回顧録」を締めくくりたい。
さて、転職回顧録はこれでいったん最終回となりますが、私の再就職活動はさらに続きます。
その様子は40代無職底辺男は、【真・転職回顧録】シリーズにアップしています。
離婚や再就職に至るまでの軌跡を報告しています。
どうぞお楽しみに!
真・転職回顧録-帰省編 1/17へ続く
底辺無職男の新章が幕を開ける!:無職底辺40代男、失意の帰省
その他、アルバイト先での話やパワハラ会社での同僚の後日談をスピンオフしてみました。それが「転職回顧録・外伝」シリーズです。ぜひ、こちらもご覧ください。
一気に読みました。私は転職7回の転職族(40代)です。職務経歴書、相手の会社を調べ上げて作り込んだのに、書類選考に落ちる。この辛さ、思い出しました。仕事並みに時間を使い、すべて無駄になる。辛いですよね。そして、時間ばかり過ぎ、焦って応募する会社のレベルを下げようか迷った時期もありました。元々自信家だったため、その時は自信喪失しましたね。今は何とか仕事落ち着きましたが、過去を振り返ると何がダメだったか痛感します。特に良くなかったことは、職務経歴書に自分個人の技術の高さや知識の豊富さを書きなぐった上、必ず会社に貢献できると鼻高々に宣言していたことです。今思えば、ちゃんとした企業が職務経歴書をどう見ているのかというと、組織の一員としてチームワークができるか、チームの実力を底上げできるか、といった点を見てるんですよね。私の職務経歴書では、個人プレーに強くチームワークに向かないと思われても仕方ありませんでした。その一方、何かと問題のある会社は人手が足りず個人の実力を重視しますので、よくオファー来ましたね…。失敗は成功の元と言いますが、40代になって気がついても時すでに遅しです。私は低賃金と長時間労働に耐え人脈を広げた結果、口利きで良い条件の会社に入れていただけました。人生山あり谷あり。希望を失くさず頑張ってください。