40代無職中年男のこれから【転職回顧録-管理職編15/15 ※最終回】
経験職のアルバイトに応募し、面接までたどり着くことができた。面接も無難に終わり、あとは結果を待つだけ。手応えは上々だった。結論から言うと見事、採用となった。しかし、身分はあくまでアルバイト。
無職40代中年男による転職ブログ
経験職のアルバイトに応募し、面接までたどり着くことができた。面接も無難に終わり、あとは結果を待つだけ。手応えは上々だった。結論から言うと見事、採用となった。しかし、身分はあくまでアルバイト。
当初の目論見とおり、経験のある職種ということが書類選考通過の秘訣だったと思う。正社員のポジションを勝ち取ることだって夢ではないかもしれない。
会社を辞めてから、ただ家でゴロゴロしていた。これからどうしよう、もう会社で働くのは無理なんじゃないか...そんなことばかり考えていた。
私は結局、仕事を辞めた。パワハラという理由で仕事を辞めた。またしても無職中年に逆戻りしてしまった。でも、これでよかった。そうしなければ私は崩壊していたと思う。退職することが決まり、後任を探すことになり、色々な媒体で応募をかけることにした。
私は決心した。こんな会社で神経をすり減らしながら仕事をするのはやめることにした。辞意を固めて数日、会社を辞めることを口頭で伝えようと考え、社長が会社に来る日を狙っていた。
退職を希望する彼と同じように辛い環境にあったのが他でもない私だ。会社を辞めたい40代管理職男がそこにいた。
「人目につかないところで相談したいのですが..」と部下から相談を受けた。どうしたのか聞いてみるとと、「会社を辞めたいんです。」
「最近、口数も少ないし、無表情っぽくない?」家では自分の精神状態をなるべく隠しているつもりだったが、あまり効果がなかったらしい。まったくダメな夫だ。理不尽ともいえる罵声や怒声を浴びながら、仕事を進めた。
一日目:なんとかやり過ごすことができた。二日目:会議で細かな数字を求められたが、即座に答えることができなかった。会議終了後、社長が私のもとにやってきて「さっきの質問にスムーズに答えられなかったのはお前の不手際だ」と厳しく叱責された。「こんなことが続くようだと先は長くないぞ。代わりはいくらでもいるんだ」とすごまれた。三日目:社長のカバン持ちに徹した。カバン持ちだが、移動中は常に私への小言のオンパレードだ。時折、自慢話も出てくるため、それに乗っかって話を膨らませるようとすると「馬鹿者!お前は本当に頭が悪いな」と、結局は怒られる羽目となった。社長に嫌われているのがハッキリ分かる。
大規模イベントにパワハラを行う社長以下役員が勢ぞろいし、私は彼らに付いて回ることになっている。